スーパーGT
【スーパーGT】ホンダBS勢、NSXタイプSのレースペースに手応えも“オーバーテイク”は課題か
スーパーGT・GT500クラスのホンダ陣営は、新モデルとなったNSX-GTに概ね満足しているが、特にレースペースが改善されたようだ。
戎井健一郎 Jamie Klein
公開日時: 2022/03/13 10:04
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2022年のスーパーGTに、NSXタイプSをベースとした新モデルのNSX-GTを投入するホンダ陣営。今季初の公式テストとなった岡山テストでは、セッション1でブリヂストンユーザーである8号車ARTA NSX-GT、17号車Astemo NSX-GT、100号車STANLEY NSX-GTが2〜4番手タイムを記録するなど、初日から上々の滑り出しを見せた。
8号車をドライブする福住仁嶺は、新しいNSX-GTの印象を次のように語る。
「ダウンフォースが少し増えましたし、フィーリングも良いです。マシンも安定しているので、今のところ悪くない印象です」
また「僕たちのレースペースは昨年と比べて良くなってきています」とも話す福住。これには100号車を駆る牧野任祐も同じ意見のようだ。
「競争力が増していると思いますし、空力も昨年より良くなっています。特に昨年はレースペースに少し苦戦しましたが、状況は改善されています」
そう語る牧野。一方、例えレースペースが良くともオーバーテイクが難しいという点ではまだ課題があると感じている。
「今の課題は直線スピードだと思います。それが岡山で問題になるかどうかは分かりませんが、富士では苦しいかもしれません」
「またレースに関しては、ペースが良くてもオーバーテイクは難しいのではないかと思います。昨年も、ペースが良いのにスープラをなかなか抜けないという状況が何度もありました」
そして、同じく好調の17号車を駆る松下信治は初日の走行を終えた際、マシンに関しても自分自身に関しても細かい点を詰めていく必要があるとしながらも、最終的にはコンディションに合ったタイヤをレースウィークに持ち込めるかが何よりも重要だと語った。
「正直、特定の大きな改善点があるという訳ではありませんが、全てにおいて細かい部分を詰めていく余地があると思います」
「ただ、全てはコンディションとタイヤ次第です。正しいタイヤ選択をすることが何よりも重要です」
昨年の開幕戦では予選でトヨタ勢にトップ5を独占されてしまった結果、決勝では狭くテクニカルなコースでの追い抜きに苦労し、トヨタ勢の表彰台独占を許したホンダ陣営。レースペースはさらに改善されているようだが、“開幕ダッシュ”を決めるためには予選でいかにポテンシャルを発揮できるかも重要になってくるはずだ。
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