コロナウイルスの脅威に揺れるモナコGP。主催者側は「現時点では開催予定」
モナコ自動車クラブは3月16日付で声明を発表し、5月に予定されているF1モナコGPは、現時点で開催する方針であることを明かした。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
世界中で感染拡大が続く新型コロナウイルスは、F1界にも大きな影響を与えており、開幕戦オーストラリアGP〜第4戦中国GPまでの4レースが当初の予定通りに開催されないことが既に決定した。
さらに新型コロナウイルスは今やヨーロッパを中心に急速な広がりを見せていることから、5月に予定されている第5戦オランダGP、第6戦スペインGP、そして第7戦モナコGPの開催も不安視されている。一説には、これらのレースが全て延期または中止となり、6月のアゼルバイジャンGPがシーズン最初のレースになるのではないかと噂されている。
しかしながら、モナコGPを主催するモナコ自動車クラブ(ACM)は3月16日付で声明を発表し、新型コロナウイルスを取り巻く状況を注視しながらも、現時点ではモナコGPを開催する予定であることを明らかにした。
ACMの声明には次のように記されている。
「新型コロナウイルスの脅威がますます広がっている現状、そして政府の公衆衛生指令を鑑み、モナコ自動車クラブ(ACM)は現在、会員と一般市民に対して外出禁止を勧告している。ACMのレストラン、ブティック、チケットオフィスも閉鎖している」
「また、クラブ職員と接触する全ての人々は、厳格な健康ガイドラインを遵守する必要がある(頻繁な体温チェック、手指消毒剤の使用など)」
「3月12日付の公式プレスリリースで発表されたように、モナコ・ヒストリックGP(2020年5月8日〜10日)とF1モナコGP(2020年5月21日〜24日)は、現在のところ、当初の計画通りに開催される予定だ」
なお、仮にモナコGPが予定されていたスケジュールで開催できないとなった場合、延期ではなく中止という対応をとる可能性が高いとされており、それはスペインGPも同様だ。したがって、オランダGPを夏休み期間に延期し、既に延期が決まっている中国GPとベトナムGPをシーズン終盤にリスケジュールする、というのが現実的なシナリオであるとみられている。
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