アウディ、2026年F1新規参戦に向けたPU開発は予定通り「既にテストベンチでレース距離をシミュレートしている」
2026年から新たにF1に参戦するアウディが、次世代パワーユニット開発の進捗状況を明かした。
Showcar with Audi F1 launch livery
写真:: Audi
次世代レギュレーション導入によりF1が大きく変わる2026年から新たに参戦を開始するアウディ。次世代パワーユニット(PU)の開発に関しては、既にテストベンチでレース距離をシミュレーションする段階にあると進捗状況を明かした。
アウディはザウバーを買収し、ワークス体制で2026年から正式にグリッドに並ぶ。これまで、ドイツ・ノイブルクにある自社ファクトリーで行なってきたPU開発の状況をあまり明かしてこなかったが、6月28日(金)にはその状況が断片的ながらも見えてきた。
アウディはプレスリリースを通じて、アウディ・フォーミュラ・レーシングのアダム・ベイカーCEOとチーフテクニカルオフィサーを務めるステファン・ドレイアのインタビューを公開。準備作業が予定通り進んでいると発表した。
「わずか2年で、内燃エンジン、電気モーター、バッテリー、コントロールエレクトロニクスで構成されるパワーユニットがテストベンチで動くようになった」
「様々なコンポーネントをひとつのユニットに統合することができたのは、ハードワークと素晴らしいチームワークの賜物だ」
「アウディのPUは、既にテストベンチでレース距離のシミュレーションを行なっている。我々は2023年に個々のコンポーネントで多くのテスト時間を費やし、そこで得られた経験を次の組み立て段階に並行して反映させることができた」
「重要なマイルストーンと目標が達成されたことで、チーム全体が良い雰囲気に包まれている」
Showcar with Audi F1 launch livery
Photo by: Audi
またアウディは、ラスベガスを含む難易度の高いサーキットをシミュレーションの舞台に選んだと明かした。
「テストの目的に応じて、現在のF1カレンダーとは異なるレイアウトでPUをテストベンチで動かしている」とドレイアは説明した。
「例えば、ラスベガスは全体的なエネルギーマネジメントという点で開発にチームにとって興味深い場所だ。高速コーナーと低速コーナーが相互に数ヵ所あり、ラスベガス・ストリップを約2kmにわたって全開走行することから、内燃エンジンとERS(エネルギー回生システム)コンポーネントの微調整に最適な開発環境になった」
またドレイアは、PUがレース距離を走ったことで、今後の開発作業はPUの外にまで広がっていくと明かした。
「PUはレース距離を完了し、ドライブシステム全体、つまりPUとトランスミッションの組み合わせについても同様に行なっていく予定だ」とドレイアは語った。
「同時に、自分たちが設定した目標を達成するために、パフォーマンス開発をフルスロットルで進めている」
PU開発だけでなく、アウディはノイブルクの施設を“F1級”に引き上げるために莫大な投資を行なった。
「我々は、非常に意欲的にテスト施設の近代化と拡張を行なった。現在では最新鋭のテストベンチが22台ある」とドレイアは説明した。
「我々の開発ツールは最先端であり、急な学習曲線を描くことができた」
なおアウディは、2026年のPU開発で燃料サプライヤーと協力し、ノウハウを高めるためにF1メーカーから技術者を採用したと明かした。
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