F1シュタイアーマルクGP決勝:フェルスタッペン、完璧なレースで2連勝。角田裕毅は10位で今季3度目の入賞

F1シュタイアーマルクGPの決勝レースが行なわれ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが今季4勝目を挙げた。角田裕毅は10位だった。

F1シュタイアーマルクGP決勝:フェルスタッペン、完璧なレースで2連勝。角田裕毅は10位で今季3度目の入賞

 2021年F1第8戦シュタイアーマルクGPの決勝レースがオーストリアのレッドブルリンクで行なわれた。優勝したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)で、自身初となる連勝を飾った。

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 モナコGP、アゼルバイジャンGP、そしてフランスGPと3連勝したレッドブル・ホンダが、チームのお膝元であるオーストリアに戻ってきた。今回はレッドブルリンクで行なわれる2連戦の1戦目であり、シュタイアーマルクGPの名が冠された。

 そのレッドブル・ホンダは、フェルスタッペンが2戦連続となるポールポジションを獲得。2番グリッドにはタイトル争いのライバル、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が並んだ。角田裕毅(アルファタウリ)は自己最高タイとなる予選8番手タイムを記録したが、Q3でバルテリ・ボッタス(メルセデス)のアタックを妨害したとして3グリッド降格ペナルティを受け、11番グリッドからスタートすることとなった。

 当初は雨の予報もあったレースウィークだが、ほとんど雨は降らないまま、決勝日も快晴。路面温度50℃以上のドライコンディションで71周の決勝レースがスタートした。

 スタートでは上位陣に順位変動はなく、フェルスタッペン、ハミルトン、ランド・ノリス(マクラーレン)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ボッタスが順当に続いた。しかし6番手スタートのピエール・ガスリー(アルファタウリ)はシャルル・ルクレール(フェラーリ)に左リヤタイヤをカットされる形となり、さらにアルファロメオのマシンと接触するなどして大きなダメージを負った結果リタイアに終わった。

 フェルスタッペンとハミルトンのトップ2は、瞬く間に後続との差を広げていった。ペレスが10周目に3番手に浮上した際、ハミルトンは既にペレスの10秒前方を走っていた。一方中団勢は団子状態。6番手のランス・ストロール(アストンマーチン)を先頭に10台以上が連なっており、角田は9番手に位置して前を行くジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)を抜きあぐねる……そんなレース前半であった。

 27周目、ペレスがピットインしたのを皮切りに多くのドライバーが動き始めた。29周目にはハミルトンもピットに入ってミディアム→ハードと繋いだが、翌周に同じくミディアム→ハードとタイヤを替えたフェルスタッペンが十分なマージンを築いてトップでコースに復帰した。なおペレスはピット作業でタイムロスがあったため、3番手の座をボッタスに奪い返された。

 レースが折り返しを過ぎ、各車がルーティンのピットストップを終えた段階で、首位フェルスタッペンはハミルトンを5秒前後リード。その差を6秒、7秒と徐々に広げていった。中団ではミディアムタイヤでファーストスティントを粘る作戦を見せたカルロス・サインツJr.(フェラーリ)が“オーバーカット”を成功させてノリスの後ろ6番手にジャンプアップ。9番手角田の前には、トラブルで無念のリタイアとなったラッセルに代わり、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が立ちはだかった。

 フェルスタッペンは、最終的にファステストラップ狙いの追加ピットストップを実施したハミルトンに35秒という大差をつけ、一度も首位を譲ることなくトップチェッカー。自身初となる2連勝で、今季4勝目を挙げた。2位、3位にはハミルトン、ボッタスのメルセデス勢が入ったが、ペレスが4位に入ったことで、コンストラクターズ選手権争いでもレッドブルがさらにリードを広げる形となった。

 5位ノリス以下は全車周回遅れ。フェラーリ勢はミディアムタイヤを効果的に使い、さらにピットストップのタイミングも巧みにコントロールする戦略がうまくハマり、サインツJr.が6位、ルクレールが7位に入った。角田はレース終盤、8番手を走るストロールと9番手を走るアロンソに接近したがオーバーテイクには至らず。ただ10位に入り今季3度目となる入賞を記録した。

 次戦は1週間後に同じくレッドブルリンクで行なわれるオーストリアGP。ただし使用されるドライタイヤの組み合わせは今回と異なって1段階柔らかくなり、C1〜C5と5種類あるコンパウンドの内、最も柔らかいC5を含むC3〜C5の3種類が持ち込まれる予定となっている。このタイヤ選択がどのようなドラマを生むのか、注目である。

 

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順位 ドライバー 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント
1 Netherlands マックス フェルスタッペン 71 -       25
2 United Kingdom ルイス ハミルトン 71 35.743 35.743 35.743   19
3 Finland バルテリ ボッタス 71 46.907 46.907 11.164   15
4 Mexico セルジオ ペレス 71 47.434 47.434 0.527   12
5 United Kingdom ランド ノリス 70 1 lap       10
6 Spain カルロス サインツ Jr. 70 1 lap       8
7 Monaco シャルル ルクレール 70 1 lap       6
8 Canada ランス ストロール 70 1 lap       4
9 Spain フェルナンド アロンソ 70 1 lap       2
10 Japan 角田 裕毅 70 1 lap       1
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