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前年2位のBARが前半まさかの無得点。後半戦はバトンが復調も、佐藤琢磨は苦しむ|シーズン中に“確変”したF1チーム/ドライバーたち

F1の歴史の中でシーズン後半戦に大きく成績を上げたチーム/ドライバーをピックアップ。2005年のBARはシーズン前半こそ失格や出場停止なども重なり無得点に終わったが、後半戦はジェンソン・バトンがコンスタントに得点を稼ぎ、面目を保った。

Takuma Sato, BAR Honda 007

 2004年シーズンのF1は、BARにとって飛躍の年となった。ジェンソン・バトンが2位4回、3位6回と計10回の表彰台を記録し、この年シーズンを席巻したフェラーリのふたり(ミハエル・シューマッハー、ルーベンス・バリチェロ)に次ぐドライバーズランキング3位を獲得。佐藤琢磨もアメリカGPで初表彰台を獲得するなど上位入賞を複数回記録し、ドライバーズランキング8位。BARはコンストラクターズランキングでルノーを抑え、2位となったのだった。

 しかしながら、2004年のマシン006の正常進化版007で2005年シーズンに臨んだBARは、前半戦から大きくつまずくことになった。

 2005年、BARはパフォーマンス不足にトラブルなどが重なり、開幕から3戦連続で無得点に終わったが、第4戦サンマリノGPでバトンが3位、佐藤琢磨が5位でチェッカー。前年の輝きを取り戻したかに思われたが、レース後のチェックでバトンのマシンが最低重量の600kgを下回っていたことが判明した。これを受けてBARの2台は佐藤共々失格となり、続くスペインGP、モナコGPも出場停止となる重い罰則を受けた。

 復帰戦となった第7戦ヨーロッパGPでもBARは入賞ならず。第8戦カナダGPではバトンがポールポジション、佐藤が6番手からスタートしたが、バトンは“チャンピオンズウォール”に飲み込まれ、佐藤はトラブルに見舞われた。続くアメリカGPでも2台は予選で好位置につけたが、タイヤトラブルが発覚したミシュランが決勝出走を取り止めたため、レースを戦うことは叶わなかった。

 様々な要因も重なり、前半の9レースでは1ポイントも獲得できなかったBARだが、後半の10レースではバトンが見違えるような安定感を見せ、10戦連続で入賞(その内7戦が5位以上)。ドライバーズランキングも9位まで上がり、コンストラクターズランキングも6位まで押し上げた。

 その一方で佐藤は予選でこそ入賞が狙える位置につけながらも、決勝では噛み合わないレースが続いた。第10戦フランスGPでは4番グリッドからスタートするもバトル中のコースオフで後退。第15戦イタリアGPでも同じく4番グリッドを得たが、給油のトラブルで勝負権を失った。母国ファンの期待を背負い、5番手からスタートした日本GPでも、スタート直後のコースオフで後退し、最終的にトヨタのヤルノ・トゥルーリとの接触で失格となった。

 その他にも様々な不運やトラブルにも見舞われ、入賞1回、獲得ポイント1に終わった佐藤。バトンが後半戦に復調した一方で、最後まで流れを掴みきれなかった。

 

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