F1 バーレーン・プレシーズンテスト
電撃F1復帰のマグヌッセン、スポーツカーキャリアは充実も「F1が恋しかったことに気づいた」
ハースからF1に復帰することになったケビン・マグヌッセン。彼はオファーを受けるまで、F1をどれだけ恋しく思っていたのか、気づかなかったという。

Jonathan Noble
編集: 2022/03/11 7:21
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

ハースF1チームは、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、ロシア人ドライバーであるニキータ・マゼピンとの契約を解除。後任として、ケビン・マグヌッセンがかつて所属したチームからF1に復帰することとなった。
チームはまず、後任としてグランプリに復帰する意思があるかどうかを、マグヌッセンに聞くことを優先したという。
マグヌッセンは2020年にF1から離れた後、北米でスポーツカーレースに挑戦。名門チップ・ガナッシ・レーシングでキャデラック・DPi-V.Rを走らせ、2021年のデトロイトでは2013年のフォーミュラ・ルノー3.5シリーズ以来、自身8年ぶりの優勝を果たした。
その後、父ヤン・マグヌッセンと親子でル・マン24時間レースのLMP2クラスに挑戦し、2022年にハイパーカー『9X8』をデビューさせるプジョーのドライバーにも選ばれるなど、スポーツカーで順調にキャリアを築き上げている最中だった。
彼は以前から、F1グリッドの後方で苦労するよりもアメリカでのレースを楽しんでいると明言していただけに今回の復帰は驚きだったが、チャンスが訪れたことで視点が変わったのだという。
F1への復帰を決断させたほどの魅力とは何なのかを訊くと、マグヌッセンはmotorsport.comに次のように答えた。
「僕がF1を去った時、他のチームでF1に残ることもできたと思う。でもスポンサーがたくさんいて、面倒なことになっていただろう。モチベーションが上がらなかったんだ」
「後方で走るモチベーションが無くなってしまったんだ。それまでは中団を走っていて、それはそれで楽しかったんだけどね」
「その後、別のレースに出て、表彰台やポールポジション、優勝を経験し、本当に楽しかった」
「でもその時、ギュンター(・シュタイナー/ハース代表)から電話がかかってきてすべてが台無しになったんだ! これをやりたいをいう思いが、お腹の底から湧き上がってきたんだ。そんなに恋しいと思っていなかったけど、チャンスを貰った時は”yeah”という感じだった」
マグヌッセンは、ハースがマゼピンの後任候補として自分を検討するとは思っていなかったと語り、先週チームの代表であるギュンター・シュタイナーから最初の電話があった後、休暇で旅行に向かったほどだったという。
「1週間ほど前にギュンターから電話があり、僕はちょうどセブリングの前に家族と一緒にアメリカに休暇に行くところだったんだ」
「実現するかどうか見てみようと思って、(旅行)に行くことに決めたんだ。マイアミについて、ギュンターからまた電話がかかってきた。そして『やろうよ』と言われたから、戻ってきたんだ」
「もちろん、いろいろなことを解決しなければならなかったけど……プジョーと契約していたし、ガナッシとも契約していて、来週末のセブリング12時間レースに出場することになっていた。でもすごくいい人たちで、その契約から解放してくれたんだ」
マグヌッセンを呼び戻す上で重要だった条件のひとつは、チームが彼に複数年契約を提示したことだ。
単年契約でも必ずしも破談になっていたわけではないとしつつも、マグヌッセンはより魅力的に感じたという。
「そうじゃなくちゃいけないと言ったわけではないけど、1年だけ戻っても意味がなかっただろうから、そうなってよかったと思う」
「一度やったことがあることで、僕にとって新しい挑戦ではない。適切にカムバックしたい。それにギュンターがチームのモチベーションの高さを語ってくれて、彼らが良い状態にあるように感じたし、エキサイティングすぎた。本当にやりたかったんだ。それを感じることができた」
Read Also:
- 物流トラブルでテスト参加遅れのハース、夜間の追加走行が許可も……「30時間働き詰めのスタッフもいる」と代表不満
- ル・マン24時間に親子で参戦”マグヌッセン”。不運なレースも「生涯忘れることはない」
- メルセデスが“大幅アップデート”で投入した超小型サイドポンツーン。レギュレーションではどう規定されている?
- 【ギャラリー】そんな装備で大丈夫か!? メルセデスがF1テストに持ち込んだサイドポンツーンが”ほぼない”マシン
- F1王者ベッテル、”ウクライナ国旗”カラーのヘルメットでテスト参加&ドライバー全員で”No War”連帯示す
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 バーレーンテスト初日首位のガスリー「全体的に良い1日。でもタイムよりパフォーマンスに集中」
次の記事 【ライブテキスト】2022年 F1プレシーズンテストinバーレーン Day2
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Jonathan Noble

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす
F1
F1 2024/12/29
大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす
F1
F1 2024/12/27
ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識
F1
F1 2024/12/25
僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from
ケビン マグヌッセン

ケビン・マグヌッセンがNASCARデビューへ。過去にライコネンらも参加した“プロジェクト91”での参戦「非常に光栄なこと」
NASCAR Cup
NASCAR Cup 4 ヵ月前
ケビン・マグヌッセンがNASCARデビューへ。過去にライコネンらも参加した“プロジェクト91”での参戦「非常に光栄なこと」

F1で214戦未勝利中。フェルナンド・アロンソのこの記録はいつ止まるのか?:F1歴代の未勝利記録を振り返る
F1
F1
ハンガリーGP
2025/08/13
F1で214戦未勝利中。フェルナンド・アロンソのこの記録はいつ止まるのか?:F1歴代の未勝利記録を振り返る

ル・マン伝説9回勝者クリステンセン、母国の後輩マグヌッセンを語る「デンマークの人は皆彼が好きなんだ」
F1
F1 2024/12/23
ル・マン伝説9回勝者クリステンセン、母国の後輩マグヌッセンを語る「デンマークの人は皆彼が好きなんだ」

More from
ハース

ハース、オコンとの契約を今季限りで延長せず……後任候補と目される5人のドライバー。平川亮、角田裕毅の可能性はあるのか?
F1
F1
アゼルバイジャンGP
5 日前
ハース、オコンとの契約を今季限りで延長せず……後任候補と目される5人のドライバー。平川亮、角田裕毅の可能性はあるのか?

F1ドライバーになるために”必要なこと”を鍛える、ハースとトヨタの育成プログラム「それが結果に繋がっていけばいいと思う」
F1
F1 8 日前
F1ドライバーになるために”必要なこと”を鍛える、ハースとトヨタの育成プログラム「それが結果に繋がっていけばいいと思う」

オコン、ハースF1との契約終了に際しコメント「これで僕のF1キャリアが終わったわけではない」
F1
F1
バーレーンGP
9 日前
オコン、ハースF1との契約終了に際しコメント「これで僕のF1キャリアが終わったわけではない」
最新ニュース

「アプリリアとの差は現実」マルケス、インドネシアGPは表彰台フィニッシュも大変と覚悟
MotoGP
MGP MotoGP
インドネシアGP
4 分前
「アプリリアとの差は現実」マルケス、インドネシアGPは表彰台フィニッシュも大変と覚悟

メルセデスのアップデートは”ハズレ”なのか? 新パッケージのアントネッリ苦戦「今のところ、かなり厳しい状況」
F1
F1 F1
シンガポールGP
23 分前
メルセデスのアップデートは”ハズレ”なのか? 新パッケージのアントネッリ苦戦「今のところ、かなり厳しい状況」

イゴール・オオムラ・フラガが初ポール獲得! 太田、野村が続く|スーパーフォーミュラ第9戦富士:予選速報
スーパーフォーミュラ
SF スーパーフォーミュラ
第9戦・第10戦富士
46 分前
イゴール・オオムラ・フラガが初ポール獲得! 太田、野村が続く|スーパーフォーミュラ第9戦富士:予選速報

マルティン、インドネシアGP初日3番手もマルケスを警戒「ペースは彼のほうが良いくらいだ」
MotoGP
MGP MotoGP
インドネシアGP
1 時間前
マルティン、インドネシアGP初日3番手もマルケスを警戒「ペースは彼のほうが良いくらいだ」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録