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一番速い者が勝つ、それがF1……メルセデス代表がリバースグリッド反対の理由を明かす

メルセデスのトト・ウルフ代表は、チームがリバースグリッド導入案を拒否した理由について説明。F1はレースをエキサイティングにするために“仕掛け”をする必要はないと主張した。

Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W10, leads Valtteri Bottas, Mercedes AMG W10, Charles Leclerc, Ferrari SF90, Sebastian Vettel, Ferrari SF90, Max Verstappen, Red Bull Racing RB15, and the rest of the field at the start

 再開するF1の2020年シーズンに向けて、各チーム代表はレースをより刺激的にする方法について話し合った。特に今季の変則的なスケジュールではレッドブルリンクとシルバーストンでそれぞれ2レースを開催する予定となっており、マンネリ化が懸念される2レース目をどのような形で開催するかに焦点があてられた。

 その中でランキングを逆順にしたリバースグリッドで予選レースを行ない、その結果を元に決勝のグリッドを決めるという案が出た。多くのチームはこれに賛成したが、メルセデスは反対。承認に必要な全会一致の賛成が得られなかったため、リバースグリッドでのレースは導入が見送られることとなった。

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 メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、リバースグリッドに反対した理由が3つあると明らかにした。

「以前に議論されて拒否された古いアイデアを掘り下げるのは、F1ではよくあるパターンだ」とウルフは言う。

「誰かがそれ(リバースグリッド)は素晴らしいと思い、議題に戻してきた。我々がなぜ反対したのかに注目して欲しい。そこには3つの理由がある」

「まず第1に、F1は実力主義だと思っている。最高のマシンに乗った最高の人間が勝つ。よりエキサイティングなレースにするために仕掛けをする必要はないんだ」

「次は第2の理由について説明する。ツーリングカーレースなどでは第1レースの結果を元に次のレースのグリッドを決めていて、それがうまく機能していることは分かっている」

「ただ、シュピールベルク(レッドブルリンク)の1戦目でうまくいかずリタイアしたドライバーを想像してほしい。そのドライバーは(2戦目の)予選レースをポールポジションからスタートすることになる」

「そのドライバーが中団チームのドライバーだった場合、彼は(予選レースで勝って)日曜のレースもポールからスタートし、できる限り後続を押さえ込んでそのまま優勝してしまうだろう」

「したがって、後方から追い上げる速いマシンにはリタイアのリスクも高まるし、チャンピオンシップに影響が出てしまうだろう」

「そして(3つ目の理由は)純粋なパフォーマンスの観点から言えば、最速のチームがどこであれ、彼らより前のグリッドでスタートする2番目、3番目に速いチームに対して不利になる可能性があるんだ」

「知っての通り(3強チーム間の)差は小さいことが多い。したがって特定のチームにアドバンテージを与えるというのは少しいかがなものかと思う」

 メルセデスがリバースグリッドに反対する一方で、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はこの案を熱烈に支持していた。彼はF1がこの機会に実験的なフォーマットを導入しなければ残念なことだと述べたが、ウルフはファンもリバースグリッドを望んでいないはずだと語った。

「我々はこういった実験的なことをする時ではないと言ったが、興味深いことにF1ファンの支持も受けられなかったようだ」とウルフは言う。

「調査によれば、15%の人しかリバースグリッドに関心を示していなかったそうだ」

 

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