F1復帰ウワサのブリヂストン、かつて蜜月関係築いたフェラーリ「日本人には良い製品を届けるノウハウがある」課題はテスト不足?
次期F1タイヤサプライヤー候補に選ばれたブリヂストンについて、フェラーリでチーム代表を務めるフレデリック・バスールは「良い製品を届けるノウハウがある」と語る一方で課題も指摘している。
F1では2025年からの独占タイヤサプライヤーに関する入札を行なった。選考の結果、現在供給を行なうピレリと、日本のブリヂストンが第2選考へ進んだと言われている。
かつてブリヂストンと蜜月関係を築いたフェラーリを現在率いるフレデリック・バスール代表は、ブリヂストンには「良い製品を届けるノウハウがある」と高く評価する一方で、テストが制限されている現在のF1で15年というブランクを埋めることは難しいのではないかと指摘している。
ブリヂストンは1997年にF1へ本格参戦。グッドイヤーやミシュランを相手にタイヤ開発競争を繰り広げ、フェラーリとミハエル・シューマッハーの黄金時代にも寄与した。
2007年以降は再びブリヂストンのワンメイク供給となり、ピレリに後を引き継ぐ2010年まで参戦を続けた。
そして長い時を経てブリヂストンはF1への再挑戦を決意。2025年から2027年(プラス1年のオプション)のタイヤ供給契約に名乗りを上げたようだ。
FIA側は次期F1タイヤサプライヤーに「作動温度領域が広く、オーバーヒートやデグラデーション(性能劣化)が少ない一方で、戦略のバリエーションを生む可能性のある」タイヤを求めており、商業的な側面や環境負荷も評価の対象となる。
また、2026年からはF1のテクニカルレギュレーションも一新されることとなっており、現行型マシンだけでなく次世代マシンへの対応も迫られることとなる。
仮にブリヂストンが入札に成功したとしても課題は山積していると言える。しかし、フェラーリのバスール代表は仮に2025年からブリヂストンのワンメイク供給になったとしても問題はないと考えている。
2025年からのタイヤサプライヤーについての意見を訊かれたバスール代表は、次のように答えた。
「我々はふたつの素晴らしい企業について話しをしていて、私はどちらにも自信がある」
「まずピレリから話そう。我々は長年、シーズンごとに常に新しいモノを求めてきたと認める必要がある。最初はデグラデーションの増加、次にデグラデーションの減少を求めた。またタイヤウォーマーを使ってきたが、今はもうそれを必要としないタイヤが求められている」
「正直なところ、時には不満を口にすることもあったが、タイヤに関しては継続的な戦略はなかった。我々は幅がワイドなタイヤを求めて、手に入れた。それから(ホイールが)13インチから18インチになった。ピレリに関して、我々は自分たちの立ち位置をわきまえている」
「全てが常に完璧だった訳じゃないが、誰にもそれは言えることだ」
The new Ferrari F2004 uses Bridgestone tyres
Photo by: Sutton Images
「ブリヂストンについては、過去にいい仕事をしてきたことは知っているし、私はいくつかのシーズンで共に仕事をする機会もあった」
そしてブリヂストンが復帰した場合、現行マシンでのテスト不足をどう解決するかがカギになるとバスール代表は続ける。
「その関係は良好だったが、特に製品を開発するためにテストプログラムを彼らに提供するのは簡単ではないということを覚えておく必要がある」
「FIA F2のマシンを使うことは考えられない。荷重はF1マシンの半分以下だからね」
「私がこう言っているのは、以前F1をやっていた時にはプライベートテストで毎日サーキットを走ることに慣れていたメーカーについて我々が話しているからだ」
「私は彼ら日本人には良い製品を届けるノウハウがあると信じているが、それを開発するにはサーキットでのテストが必要だ。この点を過小評価すべきではない」
Supported by Oleg Karpov
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