スーパーフォーミュラ 第6戦:富士

今日はしんどかった……宮田莉朋、苦しいレースを耐え抜きポイントランキング首位を死守「すごく収穫があった」

スーパーフォーミュラ第6戦富士で3位フィニッシュを果たした宮田莉朋は、苦しみながらも戦い抜いたレースで大いに収穫があったと語った。

戎井健一郎

公開日時: 2023/07/16 12:53

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Ritomo MIyata, VANTELIN TEAM TOM’S

 富士スピードウェイで行なわれたスーパーフォーミュラ第6戦は、TEAM MUGENのリアム・ローソンが優勝。予選ポイントも含めて一挙22点を追加したが、ライバルの宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)は3位でフィニッシュし、辛くも1点差でポイントリーダーの座を守った。

 レース後、取材陣を前に「しんどかった……」と漏らした宮田。ホンダ/M-TECエンジン勢が好調で予選から上位を占める中、トヨタ/TRDエンジン勢トップの5番グリッドからスタートした宮田はレースでも力強い走りを見せ、スタートからふたつ順位を上げてみせたのだ。

 宮田は記者会見でそんなレースを振り返り、様々な意味で収穫の多いレースだったと語った。

「終始苦しいレースでしたが、ホンダ勢と争う機会がいつも以上に多かったので、彼らがどこで強くて、僕らがどこで足らなくて負けているのかが明確に分かったレースでした」

「そこはすごく収穫があったと思いますし、この富士の決勝で追い上げることができたのも今まではできなかったことです。そういう部分ではポジティブな結果です。トヨタ勢の中でも予選、決勝トップで今回も終えられたので、その部分でも収穫になったレースです」

 トムス首脳陣のひとりである山田淳氏も宮田同様、「けっこうキツかったですね」とレースを振り返る。

 宮田は結果的にピットウインドウがオープンとなった直後にタイヤ交換を行なったが、その直前には無線で「このまま走り続けた方がタイヤのグリップが出るかもしれない」と話していた。これはスーパーフォーミュラの前に行なわれたランボルギーニ・スーパートロフェオのラバーがコース上に残っていたことがその理由だが、山田氏は戦略面での判断に概ね満足しているようだった。

「(ステイアウト作戦の方が良い結果を手にできる)可能性はあったかもしれないです」と山田氏。

「上位陣がピットに入り始めていく中で、1周、2周反応が遅れるとやられてしまう。動くなら今だということで入れましたが、『もし……』というのは考えてしまいますね。平川選手がペース良く走れたのも、最初の(ランボルギーニの)ラバーからSFのラバーに変わっていったことでペース良く走れたことが関係しているかもしれません」

「ただ、平川選手は予選が下位だったのであの戦略で良かったと思いますが、うちは周りと合わせて動いた結果3位になれたので、それで良かったと思っています」

 宮田はローソンと1点差という僅差で、終盤3レースを迎えることになる。本人としては第7戦の舞台であるモビリティリゾートもてぎにはあまり良い印象はないようだが、1戦1戦ベストを尽くしたいと総括した。

「今回ランキングトップを維持できていることは意外です」と宮田は語る。

「次戦のもてぎで(ローソンに)離されて、鈴鹿で頑張ろうと思っていましたが、この富士でギリギリ1点差ながらも前に立てているのは素直に驚きです。もてぎは去年も苦しいレースでしたし、一番苦手なコースなので、しっかりベストを尽くすだけかなと僕は思っています」

「鈴鹿は第3戦で優勝しているサーキットではありますが、(第8戦・第9戦と)2戦あります。土曜日(第8戦)が良いからと言って日曜日(第9戦)も良いとは限らないのが2レース制の醍醐味なので、1戦1戦ベストを尽くして頑張りたいと思います」

 

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