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レースレポート

F1バーレーンGP決勝:残り10周の悲劇……ルクレール初優勝逃す。優勝はハミルトン

F1第2戦バーレーンGPの決勝レースが行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンが優勝した。

Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W10

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 F1第2戦バーレーンGPの決勝レースが行われ、波乱の展開となったレースをルイス・ハミルトン(メルセデス)が制した。

 予選ではフェラーリが速さを見せ、シャルル・ルクレールがポールポジション、セバスチャン・ベッテルが2番手とフロントロウを独占。2列目にはハミルトン、バルテリ・ボッタスのメルセデス勢が入った。レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが5番手、ピエール・ガスリーが13番手からスタートした。

 ナイトレースで行われるバーレーン・インターナショナル・サーキットの気温は26度、路面温度は28度というコンディション。サーキットには強風が吹きつける中でのレースとなった。

 タイヤ選択はロバート・クビサ(ウイリアムズ)のみがミディアムタイヤ、残りの19台がソフトタイヤを履いてグリッドについた。

 ルクレールはスタート時のホイールスピンが多く、ターン1でベッテルに先行を許してしまう。ルクレールは一時ボッタスにもかわされるが、すかさず抜き返し2番手をキープした。後方ではランス・ストロール(レーシングポイント)とロマン・グロージャン(ハース)が接触し、両者ピットインを余儀なくされ、ミディアムタイヤに交換した。

 4周目に5位争いをしていたフェルスタッペンとカルロス・サインツJr.(マクラーレン)がターン6で交錯。接触があったのか、サインツJr.は右フロントウイングにダメージを負い、ピットインしミディアムタイヤに交換した。

 6周目のターン1でルクレールがベッテルをアウトからオーバーテイク。トップを取り戻すことに成功した。

 10周を経過する頃から各車1回目のピットストップを実施。大混戦の中団グループを抜きあぐねていたガスリーとアレクサンダー・アルボン(トロロッソ)は、ミディアムタイヤの残りセット数に余裕がないためか、ソフトタイヤからソフトタイヤへの交換となった。

 上位争いではペースが上がらないベッテルに対し、ハミルトンがアンダーカットを狙い14周目にピットイン。翌周ベッテルがピットインするも、ハミルトンが前に出てアンダーカットを成功させた。1回目のピットストップを終えた段階でルクレール、ハミルトン、ベッテル、ボッタス、フェルスタッペンのオーダーとなった。

 18周目、グロージャンがガレージにマシンを収めてリタイアし、リタイア第1号に。

 ハミルトンは2番手に上がったものの、こちらもミディアムタイヤのセット数に余裕がないこともあり、第2スティントをソフトタイヤで戦うこととなった。ミディアムタイヤを履きパフォーマンスが良いベッテルが徐々にハミルトンに近づき、23周目のターン4でハミルトンをオーバーテイク。2番手に浮上した。

 25周目に唯一ピットインを遅らせていたダニエル・リカルド(ルノー)がミディアムタイヤに交換。12番手でコースに戻った。

 5番手走行中のフェルスタッペンはミディアムタイヤのペースに苦しみ、周回遅れのランス・ストロール(レーシングポイント)にかわされてしまう。たまらず33周目にピットインし、ミディアムタイヤを履いてピットアウトした。

 35周目にハミルトンが2回目のピットイン。翌周にベッテルも入り、この時点で順位に変動はなかったが、新品のミディアムタイヤを履くハミルトンのペースが良く、ベッテルは追い立てられる展開に。それを尻目に、ルクレールは37周目に2回目のミディアムタイヤに交換、盤石の体制でピットアウトした。

 38周目、ターン4でハミルトンがベッテルに仕掛け、前に立つ。食らいつこうとしたベッテルはコーナー立ち上がりでスピンを喫してしまうと、ダメージがあったのかバックストレートでフロントウイングが脱落。ピットインしウイングを交換したものの9番手に後退した。

 残り11周、トップでひとり旅を続けていたルクレールからエンジンの不調を訴える無線が飛ぶ。ここまで完璧なレース展開を見せていたルクレールは「何が起きているんだ!」と声を荒げた。

 自らのベストラップから7秒近く遅い1分40秒台までペースを落としたルクレールに、ハミルトンが迫る。ハミルトンは48周目にルクレールをいとも簡単に捉え、首位が入れ替わった。防戦一方のルクレールは残り4周でボッタスにもかわされ、メルセデスのワンツー体制に。

 ルクレールの背後には4番手フェルスタッペンも迫っていたが、レースも終わりに近づいた残り3周、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグ、リカルドに立て続けにトラブルが発生し、突如ストップ。同チームの2台がターン1で揃ってマシンを止めることとなった。

 この2台のマシンを処理するため、セーフティカーが導入された。セーフティカーはレース終了まで解除されることなく、そのままの順位でチェッカー。表彰台圏内を死守していたルクレールは命拾いする格好となった。

 波乱のレースを制したのはハミルトン。2位にはボッタスが入り、メルセデスは開幕から2戦連続でのワンツーフィニッシュとなった。3位にはトラブルを抱えたルクレール。自らの才能と強さを嫌と言うほど見せつけ、ファステストラップポイントを獲得。ドライバー・オブ・ザ・デイにも選出されたが、初優勝はお預けとなった。

 フェルスタッペンは表彰台獲得のチャンスが舞い込むかと思われたが、セーフティカーに阻まれ4位。ベッテルは昨年後半の如く重要な場面でスピンしてしまい、5位に終わった。

 “ベスト・オブ・ザ・レスト”はランド・ノリス(マクラーレン)。2戦連続の入賞で自らとチームの速さを証明した。7位にはキミ・ライコネン(アルファロメオ)、8位ガスリー、9位アルボン、10位セルジオ・ペレス(レーシングポイント)という結果となった。

 第3戦は中国GP。記念すべき1000回目のF1レースは4月14日(日)に決勝が行われる。

→【リザルト】2019年F1第2戦バーレーンGP決勝結果

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