移籍の噂が絶えないルクレール、フェラーリとの契約延長交渉は「徐々に」始まっている?
シャルル・ルクレールは、フェラーリと2024年末まで締結している契約の延長について、少しずつ話し合いを始めていることを明らかにした。
フェラーリとの将来について様々な憶測が飛び交っているシャルル・ルクレール。彼は契約延長についてチームと徐々に協議を進めていることを明らかにした。
2022年シーズン序盤戦のF1でタイトル争いに絡みながらも、レッドブルのマックス・フェルスタッペンに大敗したルクレール。今季はマシンのパフォーマンスもレッドブルに対して大きく差をつけられている状況であり、ルクレールはカナダGPを終えてランキング7番手となっている。
そういった状況から、ルクレールはルイス・ハミルトンとの契約延長に至っていないメルセデスに移籍するのではないかとの噂も持ち上がったが、これはチーム代表のトト・ウルフが即座に否定している。
またフェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールも今年4月の段階で、2024年までの契約となっているルクレールを失う可能性について全く懸念がないと語っており、契約延長について交渉を始めるには「適切なタイミングではない」としていた。
ただ、散々な予選となったスペインGPやカナダGPなど、度々チームに苦言を呈しているルクレールについては、将来に関する憶測が完全になくなったわけではない。motorsport.comはオーストリアGPを前に、ルクレールに対して契約延長について話し合いを始めたかと尋ねると、彼はこう答えた。
「徐々にだけどね」
「確かに、そのことについては少しずつ話し合いを始めている」
なおフェラーリは、ルクレール同様にカルロス・サインツJr.とも2024年までの契約を結んでいるが、「この冬には状況を整理したい」とコメントしていたサインツJr.とは異なり、ルクレールはまだ契約が1年半残されていることについて「まだ道のりは長い」と感じており、特に話し合いの期限を設けているわけではないという。
「正直なところ、まだそこまで本腰を入れて考えているわけではないんだ」とルクレールは言う。
「少しずつ話し合いを始めたといっても、あちこちでちょこちょこと話しているというだけで、何も特別なことではない」
さらにルクレールは続けて、フェラーリとの話し合いは「色々冗談を言い合っているに過ぎない。正式なものでも具体的なものでもない」と話した。これは冒頭のコメントを撤回するかのようであった。その後、2025年に他チームに移籍するという選択肢もあるのかという質問に対してはこう答えた。
「僕はフェラーリが好きだから、ここにいられて嬉しい」
「フェラーリは僕をここまで導いてくれたチームだ。それは紛れもない事実だし、僕はフェラーリにいられて本当にハッピーだ」
「もちろん、チームも僕も今の状況に満足しているわけではない。ただ、僕たちは正しい方向に進んでいると思う」
「僕自身としても、正しい方向に進んでいると自信を持っている。繰り返しになるけど、フェラーリが好きだし、ここにいられて嬉しいんだ」
フェラーリ育成としての下位カテゴリー参戦を経て、フェラーリのカスタマーチームであるザウバーからF1にデビューし、その後ワークスチームへと昇格した、いわば“生え抜き”ドライバーであるルクレールにとって、メルセデス等への移籍が噂される今の状況は「キャリアの中でも初めてのこと」だと語る。
「これまで誰も僕を欲しがらなかったというよりも、その契約の性質上、F1での契約満了に近づくというのは僕のキャリアで初めてのことなんだ。ザウバーからフェラーリへ移籍するという動きは至極単純なものだったからね」
「キャリアの中でも特殊な状況にいるけど、あまり気にしていない。今はただドライビングに集中しているし、フェラーリでできるだけ早く勝ちたいと思っている」
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