僕は自己中ドライバーじゃない……アロンソ「真実を見た方がいいよ」
フェルナンド・アロンソは、彼が”自己中心的なドライバー”であるという指摘に反論。2019年にフェラーリのドライバー同士の関係がギクシャクしたことを挙げ、自分がF1に参戦していた際には同様の問題が起きたことはないと主張した。
Fernando Alonso, Toyota Gazoo Racing
Toyota Racing
セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールの関係に悩まされた2019年シーズンのフェラーリ。チームオーダーやスリップストリームを使う権利を巡る意見の対立が複数回起き、ブラジルGPでは最悪の同士討ちという結果を迎えてしまった。
FIAの年間表彰式に出席したフェルナンド・アロンソは、このフェラーリの例を引き合いに出し、自身が「自己中心的なドライバー」だという評価を一蹴した。
「評価は常に一部分だけを見たものであり、事実は異なると思う」
アロンソはそう語った。
「チームメイト同士でクラッシュした例などを見た、チームメイト同士での接触は、毎年起きるモノだ。でも僕のことを思い出せば、モンツァでもスパでも、スリップストリームを与えたのを思い出す」
「そういう共同作業について、僕は理解している。だから評判について話す時には、事実を見た方が良いと思う」
WECではセバスチャン・ブエミと中嶋一貴と組み、ドライバーズタイトルを獲得したアロンソ。アロンソは耐久レースでの経験豊富なブエミと中嶋に対し、常に正直に振る舞ったという。
「このふたりとマシンをシェアするのは問題なかった。なぜなら彼らには明らかに、耐久レースの豊富な経験があったからね」
そうアロンソは振り返る。
「彼らはテストの初日から多くのことを教えてくれた。彼らはマシンについてよく理解していて、そしてサーキットについても知っていた。さらに、長い距離のレースに対するアプローチの仕方についても知っていたんだ。僕はいつも間違いを犯したり、質問をしたりしていた」
「僕はずっとドライブしているのが好きだから、マシンから降りる時に”満足”だと思うことはない。でも僕が降りた後、彼らが正しいことをしているのは分かっていた……だから僕にとってはストレスが少なかったように感じる。僕ら3人の間には、大きな信頼感があったんだ」
アロンソのモータースポーツにおける次なる挑戦は、ダカールラリーだ。アロンソはそれに向け、テストを積み重ねているが、厳しい状況に直面することになるだろうと認める。
準備が整っているのかどうか……それを尋ねると、アロンソは次のように語った。
「聞いてくれ。僕は経験を楽しむためにそこに行くのか……それはイエスだ。そして最大限のことを発揮するためにそこに行くのか……それもイエスだ。でもダカールラリーに勝てるかどうかという観点から考えると、その準備ができているとは感じない」
「経験が不足しているということを、完全に認識している。インディやル・マン、デイトナなど、僕が挑戦したレースを知っていると思う。僕はそれらのレースで非常に競争力があり、勝利に向けて良い戦いができると感じた。しかしダカールでは、僕がそのレベルにいるとは思わない」
「でも、僕は異なる戦略を採るつもりだ。僕は最速じゃないだろうけど、最終的には良いポジションで終われることを願っている」
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