レッドブル・ホンダの誕生にアストンマーチン「問題ない」と太鼓判
レッドブルのタイトルスポンサーを務めるアストンマーチンは、同業他社であるホンダが新たなPUパートナーになっても、問題はないと語る
Max Verstappen, Red Bull Racing RB14
Mark Sutton / Motorsport Images
レッドブルのタイトルスポンサーであるアストンマーチンは、来季からパワーユニットがホンダに変わったとしても、ブランドに影響を与えることはないと語った。
来季からホンダ製パワーユニット(PU)を使うことを決めたレッドブル。これまでは、タグホイヤーのバッジをつけたルノー製PUを使用してきた。
ただ、前述のようにレッドブルのPUは”タグホイヤー”であるため、自動車メーカーの名前が、チーム名に一切入らない形だった。そのため、今シーズンからタイトルスポンサーとして”アストンマーチン”がつき、グランプリシーンを彩ってきた。
しかしレッドブルがホンダと契約を交わしたことで、来季のレッドブルのエントリー名には、アストンマーチンとホンダという、ふたつの自動車メーカーの名前が冠されることになる。
アストンマーチンのCEOであるアンディ・パーマーはこの件について、問題はないとmotorsport.comに対して断言した。
「非常に明確なことだ。チーム名は、アストンマーチン・レッドブル・レーシングのままだ。そしてもちろん、FIAはこれに(PUの)メーカー名を付け加える」
そうパーマーは語った。
「しかし、正直に語ってみよう。これまでのPUはタグホイヤーと呼ばれていたが、誰もがそれがルノー製であることを知っていた。そういう意味では、ルノーかホンダかというところに、大きな違いはない」
「アストンマーチンは、両方のブランドと競合するモノではない。だから我々は、その名前については完全に無関心だ」
アストンマーチンはレッドブルから、ホンダに切り替えることについての相談を受けたという。しかしパーマー曰く、将来的にチームの競争力を高めるためにも、賛成の立場を取ったという。
「もしフェラーリと組むと言うのなら、それは我々にとって大問題だ」
そうパーマーは語った。
「我々のお客様は、ルノーやホンダと我々を比べることはない。なのでホンダにすることが、タグホイヤーのバッジをつけたルノーよりも問題だと、言うことなどできるだろうか? 正直に言って、私はそうは思わない」
「我々はしばらく前から、このことについて知っていた。そして、基本的にはレッドブルの希望に同意する。ここで明らかにしておこう。我々には拒否権などないのだ」
「これはあくまで、相談のプロセスの一環だ。そして、我々がF1に関わる哲学の一部でもある」
「我々は、自身でチームを持つよりも、エキスパートと共にF1に挑む方が理に適っているいると考えている」
「我々にとってその基準は実に単純なものだ。つまり、勝つためにすべてのことをしているということだ。そして明らかに、チームはルノーからホンダにPUを切り替えることで、より勝利のチャンスを手にできると感じている。そういう意味で私は、今回の決定を賞賛する」
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