F1メカ解説|超高速スパはやっぱり低ダウンフォース仕様のオンパレード。しかしレッドブルのリヤウイングは大きい?
F1ベルギーGPのピットレーンで見られた、各チームの空力パーツ。今や超高速サーキットの部類となったスパ・フランコルシャンに持ち込まれた空力パーツは、いずれも低ダウンフォース仕様だ。
ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】
Analysis provided by Giorgio Piola
Alpine A523 nose and front wing detail
Photo by: Uncredited
アルピーヌは、F1ベルギーGPにふたつのフロントウイングを持ち込んでいる。ひとつはハンガリーGPにも持ち込まれたモノで、フラップの後端が波状になったもの(下)、もうひとつはより低いダウンフォースレベルになったモノ(上)である。
AlphaTauri AT04 rear detail
Photo by: Uncredited
アルファタウリがベルギーGPに持ち込んだリヤウイングは非常に薄く、空気抵抗を抑えたモノになっている。ただ、メインプレーンは下方向に向けて若干膨らむスプーン形状。逆にフラップは、後端が中央に向けて少し膨らむような形になっている。ハンガリーGPで投入され、物議を醸した過激な翼端板とフラップの接続部を持つリヤウイングを、アルファタウリは今回使うつもりはないようだ。
Alpine A523 nose detail
Photo by: Uncredited
アルピーヌの低ダウンフォース仕様のフロントウイング。フラップの後端に大きな切り欠きが設けられているのが特徴である。
Ferrari SF-23 detail
Photo by: Uncredited
フェラーリはリヤウイングの選択を考慮し、マシンの前後バランスを取るため、フラップ後端が切り取った。
Ferrari SF-23 rear detail
Photo by: Uncredited
フェラーリの低ダウンフォース仕様のリヤウイングは、フラップの後端中央部に緩やかなV字型の切り欠きが存在。そして全幅にわたってガーニーフラップが取り付けられている。また翼端板とフラップの接続部に段差が付けられており、多くのチームが最近投入した過激なデザインを取り入れている。
Ferrari SF-23 front wing detail
Photo by: Uncredited
フェラーリのフロントウイングと翼端板の接続部分。翼端板の後部下隅に、半円形のウイングレットが取り付けられている。一方全てのフラップには、翼端の後端に切り欠きが存在している。
Red Bull Racing RB19 detail
Photo by: Uncredited
ハンガリーGPでサイドポンツーンのアップデートを投入したレッドブル。上はそのカウルを外した姿。ダクトとラジエターの位置と仕様が変更されている。
McLaren MCL60 detail
Photo by: Uncredited
こちらはマクラーレンMCL60のサイドポンツーンの内部。レッドブルとの違いがよく分かる。
Aston Martin AMR23 brake drum detail
Photo by: Uncredited
アストンマーチンのリヤブレーキドラムの外周部には、たくさんのフィンが取り付けられている。これにより、ドラムとホイールの間を流れる気流をコントロールしている。
Haas VF-23 rear detail
Photo by: Uncredited
ハースVF-23の搭載されているリヤウイング。フラップの後端が切り取られ、全体的に薄くなっている。その他の部分は通常で使われているモノと同じであり、費用対効果はかなり高い。
McLaren MCL60 front wing detail
Photo by: Uncredited
マクラーレンMCL60のフロントウイング。フラップと翼端板の接続部は金属製の別パーツになっている。これは最近流行りの形だ。
Aston Martin AMR23 detail
Photo by: Uncredited
車体から外されたアストンマーチンAMR23のリヤウイングを下部から。ビームウイングが、衝撃吸収構造の上にあるカバーに取り付けられているのが分かる。
Red Bull Racing RB19 brake drum detail
Photo by: Uncredited
レッドブルRB19のフロントブレーキ。キャリパーには、無数の針のような突起が取り付けられている。これによりキャリパーの表面積を増し、冷却性能を向上させているようだ。
Red Bull Racing RB19 rear wing detail
Photo by: Uncredited
レッドブルRB19のリヤエンド。ライバル勢と比べると、空気抵抗が大きそうなリヤウイングである。エンジンカウルも取り外されているため、リヤサスペンションの一部も見ることができる。
Alpine A523 detail
Photo by: Uncredited
アルピーヌA523のフロント側のフロア取り付け部。この先端にフロアを吊り下げる。
McLaren MCL60 floor detail
Photo by: Uncredited
今や遅しと取り付けを待っている、マクラーレンMCL60のフロアとフロアフェンス。
Williams FW45 rear detail
Photo by: Uncredited
ウイリアムズFW45のリヤウイング。浅いスプーン型のメインプレーンと、それに合わせる形で中央部の高さが広がったフラップを搭載する。フラップの後端にはガーニーフラップが取り付けられている。
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