F1アブダビFP1:首位発進のボッタスにフェルスタッペン続く。ハース勢が好タイム
F1アブダビGPのフリー走行1回目はメルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムを記録した。

F1最終戦アブダビGPのフリー走行1回目が行なわれ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップタイムをマークした。
決勝は夕暮れ時にスタートする“トワイライトレース”となるアブダビGPだが、FP1は日中のセッション。気温25℃、路面温度35℃というコンディションで90分間の走行がスタートした。
セッションが始まると、各車がインスタレーションラップへと向かった。まずはフェラーリの2台はタイムを計測し、セバスチャン・ベッテルが2分06秒031、シャルル・ルクレールが1分40秒298を記録した。
アレクサンダー・アルボン(レッドブル)とメルセデスの2台は少し遅れてコースイン。ボッタスは1分38秒053をマークし、ルクレールのタイムを2秒以上上回った。ボッタスはその後さらにタイムを更新し、ただひとり1分37秒台に突入した。
開始30分の段階で、上位陣はボッタス、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ベッテル、ルクレール、アルボンというタイム順に。中団最上位の7番手には今回限りでルノーを離れるニコ・ヒュルケンベルグがつけた。
1セット目のタイヤ返却時間を迎えようかという頃には、ハミルトンが1分37秒591を記録してトップに。昨年のチャンピオンであり、今季も既にドライバーズタイトルを決めているハミルトンは、フロント部分のカーナンバーを従来の“44”からチャンピオンナンバーの“1”に変更して走行。セッション後半では再び44番に戻した。
その後、ボッタスはミディアムタイヤでタイム計測に。1分36秒957で再びトップタイムを塗り替え、フェルスタッペンがそれに続いた。このタイムは、昨年のQ1タイム(1分36秒775)に匹敵するものだ。
そんな中、ダニエル・リカルド(ルノー)が最終コーナー手前で激しく煙を吹き、マシンをストップさせた。コース上に大量のオイルが撒かれる格好となり、セッションは30分を残して赤旗中断となった。チームの発表によると、リカルドが使用していたのは、走行距離を重ねたいわゆる“金曜日用”のパワーユニットだったようだ。その直後を走っていたトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、オイルの直撃を受ける格好となった。
約10分間にわたるオイルの処理が終わり、残り18分という頃からセッション再開。多くのドライバーが中断前に使用していたタイヤで再び周回を重ねていった。
しかし残り2分、ベッテルがターン19でスピン。左リヤタイヤをウォールに激しくヒットさせてしまい、コース上に止まってしまった。これにより、セッションは2度目の赤旗中断となり、そのまま終了することとなった。
結果的にトップタイムはボッタスとなった。ただ彼はパワーユニット交換により決勝をグリッド後方からスタートすることが確定している。そこにフェルスタッペン、ハミルトン、アルボン、ベッテルが続いた。
中団勢で好タイムを記録したのはハース勢。プレシーズンテスト仕様のフロアを持ち込んでいる彼らだが、ルクレールを挟んでロマン・グロージャンが6番手、ケビン・マグヌッセンが8番手につけた。
なお、トロロッソ・ホンダはダニール・クビアトが15番手、ガスリーが16番手に終わった。
【リザルト】F1最終戦アブダビGP:フリー走行1回目タイム結果
順位 | ドライバー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | |
23 | 1'36.957 | 206.219 | ||
2 | |
22 | 1'37.492 | 0.535 | 0.535 | 205.087 |
3 | |
20 | 1'37.591 | 0.634 | 0.099 | 204.879 |
4 | |
23 | 1'38.084 | 1.127 | 0.493 | 203.849 |
5 | |
19 | 1'38.906 | 1.949 | 0.822 | 202.155 |
6 | |
18 | 1'39.146 | 2.189 | 0.240 | 201.666 |
7 | |
18 | 1'39.249 | 2.292 | 0.103 | 201.456 |
8 | |
19 | 1'39.350 | 2.393 | 0.101 | 201.252 |
9 | |
20 | 1'39.423 | 2.466 | 0.073 | 201.104 |
10 | |
22 | 1'39.505 | 2.548 | 0.082 | 200.938 |
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