アルファタウリ・ホンダ、順調な仕上がり。角田裕毅「どんどん学びを深めている」
アルファタウリ・ホンダは、バーレーンでのF1プレシーズンテストで順調に周回を重ね、しかも速さを見せるなど、好調な走りを見せている。
Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT02
Charles Coates / Motorsport Images
バーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれている、F1プレシーズンテスト。そこではアルファタウリ・ホンダ勢が好調な走りを見せている。
テスト2日目、午後の走行を担当したピエール・ガスリーは、総合2番手となるタイムを記録。まだまだタイムが重要な段階ではないが、それでもポジティブな結果であることは間違いない。しかも走行開始早々にロングランを実施するなど、信頼性にも自信があることを示した格好だ。
「今日も多くの周回を重ね、とてもいい1日になった」
ガスリーはチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「セッション開始前に予定していた、燃料搭載量が多い状態での走行をすべて終えることができ、終盤にかけては柔らかいタイヤを履いてのアタックも行なった。マシンの感触は本当に良く、昨年のこの時期と比較するとそれが顕著なので、とてもポジティブだ。もちろん、まだ向上させられる部分はあるけど、残り1日の時点での状態としては良いと思う」
「ホンダのパワーユニットはここまでとてもうまく機能していて、信頼性の問題が全く出ていないのは素晴らしく、レースを迎えるのが楽しみだ。今回はテストが3日間しかなく、2人のドライバーで走行時間を分け合うような形になってはいるけど、ここまで周回数をこなせている。バーレーンGPに向けてマシンの感触もとても良いと感じている」
一方今季がF1デビューのチームメイト、角田裕毅は午前中の走行を担当し、総合11番手でこの日の走行を終えた。そして、走行を重ねるごとにマシンに慣れてきているようだ。
「僕自身のドライビングは、コースへ出るたびに向上できていると思います」
角田はそうコメントを寄せた。
「今日も風向きが変わるなど天候が問題ではありましたが、どんどん学びを深めていくことができています。マシンについての習熟を進めており、異なるタイヤコンパウンドで挙動がどうなるかも理解を深められてきています」
とはいえ、パフォーマンスはまだ満足できないと、角田は言う。
「パフォーマンスはまだベストとは言えませんが、テストの内容に関しては満足いくものになっています。また、マシンのダウンフォースレベルについても学べているので、高速コーナーでの自信が増してきました。こうした学びは、僕にとってはもちろんチームにとっても良いことですし、明日も全力で臨みたいと思います」
F1のプレシーズンテストはいよいよ残り1日。アルファタウリの日曜日(3月14日)の走行は、午前中にはガスリーが、午後には角田がステアリングを握る予定になっている。
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