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F1、ウエットレースでの視界問題の解決目指しディフューザーの設計にメス? ドメニカリCEO「可能性を評価中」

F1のステファノ・ドメニカリCEOは、雨天時の視界問題を解決するために、ディフューザーのデザインに関して変更を加えることを検討していると明かした。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB19

 F1はグランプリレースでの雨天時の視界問題を解決すべく、ディフューザーのデザインに手を加えることを検討している。

 F1は2022年からグラウンドエフェクトカーを復活させたものの、雨の影響を受けるイベントが続く中で、マシンから巻き上げられる水煙が多すぎるために視界の問題が顕在化していた。

 ウエットコンディションでの視認性は近年に比べて劇的に悪化しており、以前なら問題のなかったコースコンディションでも、現行のグラウンドエフェクトカーが走る上では安全ではなくなってしまっている。

 FIAは既に水しぶきを低減すべく、マシンにホイールアーチをつけて走らせるという案をシルバーストンでテストしている。

 しかし、このテストでは水しぶきが十分に低減されていないことが明らかになった。グラウンドエフェクトカーはマシン下面から多くのダウンフォースを引き出すため、ディフューザーから跳ね上げられる水しぶきも大きいのだ。

 雨の影響を受けたザントフールトでのオランダGPから数日後、イタリアGPの舞台モンツァでインタビューに応じたF1のステファノ・ドメニカリCEOは、ウエットレースの問題を解決すべく取り組みを強化していると語った。

「F1はオープンホイールのシングルシーターレースであり、今後もそうあり続ける」とドメニカリCEOは言う。

「しかし近年ほどウエットレースが多かったことはなく、オープンな議論が行なわれている」

「ウエットコンディションでドライバーが抱える視界の問題は解決する必要がある」

「グリップの問題ではないし、将来的にはウエットタイヤは1種類で十分だと思う。ザントフールトではインターミディエイトタイヤで再スタートを迎え、機能したのを見たと思う。でも視界の問題は残っている」

Lewis Hamilton, Mercedes F1 W14, Max Verstappen, Red Bull Racing RB19

Lewis Hamilton, Mercedes F1 W14, Max Verstappen, Red Bull Racing RB19

Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images

 またドメニカリCEOは、F1マシンにホイールアーチを搭載するというアイデアを追求するだけでなく、ディフューザーから大量の水しぶきが上がることを抑える方法も検討していると示唆している。

「我々は水しぶきの現象を抑えることができる“泥除け”システムの評価を行なうつもりだ」とドメニカリCEOは言う。

「しかし、ディフューザーの出口に手を加える可能性に関しても評価している」

「これは重要な問題だ。レースを観に来る観客のことを考えれば、グランプリが中断される可能性を下げなければならないからね」

 ホイールアーチのテストでは期待されたほどの好結果は得られなかったものの、FIAはそれでも非常に貴重な学習体験だったと主張している。

 FIAのロバート・リード副会長はイタリアGPの際に次のように語った。

「F1の新しい空力において課題があり、我々はそれを解決しようとしている」

「水しぶきを減らし、視界を改善するためにできることは何でもする」

「現時点で特定の解決策はない。しかし、F1で確認された通り、いくつかの解決索に関する最初の学習ステップがあった」

「批判があったのは知っているし、失敗だったというモノも読んでいる。しかし、どんな状況でも色々と試してみることが必要なんだ。それこそが我々がやったことだ」

「正確には失敗ではない。我々はそこから多くを学んだからね。次の反復学習ではどんどん良くなっていくはずだ」

 

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