F1、新型コロナウイルスの脅威に”不必要なリスク”は取らないと主張

F1は、新シーズンを予定通り開幕させるという決定を下したが、”不必要なリスク”を取ったわけではないと主張している。

F1、新型コロナウイルスの脅威に”不必要なリスク”は取らないと主張

 2020年のF1開幕戦は、新型コロナウイルスの感染が世界中で拡大中であるという状況にもかかわらず、3月13日からオーストラリアで予定通り開催される方向で調整が進められている。

 F1の首脳陣は、全てのシステムがオーストラリア、バーレーン、ベトナムのフライアウェイ3連戦に向けて準備が整えられていることを明らかにしている。またF1のモータースポーツ面のマネージング・ディレクターであるロス・ブラウンは、問題が発生する可能性を最小限に抑えるためにできる限りのことを行なうべく、各国の保険当局にも接触していると語る。

「現在は難しい状況にある。我々は皆、コロナウイルスに関する問題に直面しているのだ」

 ブラウンはそう語った。

「重要なことは、このスポーツを可能な限り安全な形で持続することだと思う。不必要なリスクを取ることはできないが、完全に中止することもできない」

「経済全体が完全に停止してしまったとしたならば、コロナウイルスよりもはるかに深刻な影響を及ぼす。とはいえ、コロナウイルスも非常に深刻な脅威であるため、必要な対策を講じる必要があるのだ」

 ブラウンはF1がどのような予防策を講じるべきなのかを常に評価しており、各国の政府からのアドバイスも受けていると語る。

「我々はすべての国について、現地の保健当局と協力し、取るべき適切な行動を決定している」

 そうブラウンは説明する。

「例えば、全てのチームはレースのために出張するスタッフの数を最小限に抑えている。我々はできる限りの予防策を講じており、さらに保健当局の助言に従う必要があるのだ」

「現時点では、開幕序盤3レースは、予定通り開催される方向で進んでいる。しかし、日々状況は変化している。だからそれに反応し、その状況に応じて対策する必要がある」

 オーストラリアは今週、イタリアからの渡航者に対して厳しい検査を課すことを決めた。バーレーンでは導入された入国禁止措置を回避するため、F1関係者向けに特別な入国手続きを用意している。

 F1が様々な人々と協力することにより、ロジスティクスの面で多くの悩みがあるという状況ながらも、移動を実現させることができたとブラウンは語る。

「大量の機器が、世界中を動き回る」

 そうブラウンは語る。

「中国GPの延期を決めた時のことを考えてみよう。例えばその時に決定しなければならなかった理由、それは中国に向けて機材が出発しようとしていたからだ。公海に機材が取り残されるわけにはいかない」

「だから、そのレースを延期するという決断を下さねばならなかった。しかし我々には、素晴らしいチームがついている。彼らは、そういう行動を長いこと行なってきたんだ」

「彼らはそういう問題に対するアプローチ方法を知っている。彼らは全ての課題とそのうまい解決策を知っているんだ。全てのレースに参加できるようにするため、誰もが素晴らしく反応している」

 

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