F1オーナー、レッドブル&フェルスタッペンによる支配を「挑戦」と認める。しかしシリーズへの関心は“うなぎのぼり”?
リバティメディアのグレッグ・マフェイCEOは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがF1を支配している現状は、観客の増加とファンの関心を維持しようとするシリーズにとっての「挑戦」であると認めている。
モンツァで行なわれたF1イタリアGPで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはグランプリ10連勝という新記録を樹立。チームメイトのセルジオ・ペレスと併せて、チームは開幕から全戦全勝を挙げ、他を圧倒している。
こうした状況について、F1のオーナー企業であるリバティメディアのグレッグ・マフェイCEOは「挑戦」だと考える一方で、フェルスタッペンが築いている歴史的な記録自体が注目に値すると語っている。
「中団争いは非常に興味深く、統計的にはこれまで以上にオーバーテイクが起きているということを示すことができている」
投資会社ゴールドマンサックス主催のイベントでマフェイCEOはそう語った。
「マックス・フェルスタッペンが信じられないような、あるいは記録的な1年を過ごしていることはチャレンジだ」
「(F1のCEOである)ステファノ・ドメニカリは『この歴史的なイベントを見に来てくれ。こんな成功は見たことがないだろうし、見逃したくはないだろう』と言っている。それが上手くいくかどうか見てみよう」
またマフェイは、1994年にフィギュアスケート界を揺るがせたスキャンダルをジョークとして挙げた。2017年にマーゴット・ロビー主演で『I, Tonya』として映画化されたこの事件は、トーニャ・ハーディングがライバルの全米選手権及びオリンピックのチャンスを潰すことを意図して暴行事件を引き起こしたというモノだった。
「実際は、マックスがあれほど速いという事実以外に、我々は非常に魅力的かつ競争力のあるプロダクトを手にしている」とマフェイCEOは言う。
「トーニャ・ハーディングのように、彼の足を折らなければ、どうすることもできないだろうね!」
Max Verstappen, Red Bull Racing RB19
Photo by: Erik Junius
「彼は天才だよ。最速と思えるマシンに乗り、とても良い走りをする。彼が取っている走行ラインを見れば、そのラインがいかにアグレッシブなのかが分かるだろう。本当に見事だ。統計的に見ても、彼が誰よりも速い理由が分かるはずだ」
またマフェイCEOは、TV視聴率だけがF1への関心を測る指標ではないと認めた。
「F1への関心を測るためには、全体的な関心を見てみる必要があると思う」とマフェイCEOは言う。
「視聴率は少し難しいところがある」
「我々は今年、多くの成功を収めた。ここアメリカでは視聴率上位4レースのうち3レースが今年のレースだったし、平均視聴率も前年を上回っている」
「しかしそれにも関わらず昨年はマイアミが単独で、今年は(NBAの)プレーオフでマイアミ・ヒートの試合があったように特定の状況が起こりうる。そうした特殊な状況がレースの視聴率を左右することもある」
「リニアTV(番組表通りに放送される従来型のTV)だけでなく、InstagramやYouTubeの再生回数、TikTokの再生回数などの伸びを総合的に判断すると、このスポーツへの関心は2桁を超えて飛躍的に高まっている。我々への需要は非常に高いと確信しているよ」
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