アルピーヌの2027年ラインアップは夏休み前に決定へ。去就未定コラピントは「成長している。様子見だ」とブリアトーレ
フラビオ・ブリアトーレは、アルピーヌの2027年ドライバーラインアップについて夏休み前に決定を下したいと明かす。
写真:: Sam Bagnall / Sutton Images via Getty Images
アルピーヌF1チームのエグゼクティブ・アドバイザーであるフラビオ・ブリアトーレがF1公式ポッドキャスト『Beyond The Grid』に出演し、チームのこれまでの戦いぶりや、現行のドライバーラインアップとその将来などについて語った。
昨シーズンのコンストラクターズランキング最下位に終わったアルピーヌ。今季はパワーユニットも自社製からメルセデス製に切り替え、心機一転の年となったが、低迷した昨シーズンを犠牲に、2026年新規則マシンの開発に注力してきた成果は一定数出ていると言える。開幕から中団上位につけるパフォーマンスで、7戦を終えてコンストラクターズランキング5番手につけている。
ただ実質的なチーム代表であるブリアトーレにとっては、同じくメルセデスのカスタマーチームであるマクラーレンと同等のパフォーマンスを発揮できていない時点で、満足はできないようだ。
「我々はマシンを改善させ、パフォーマンスを手にしなければならない」とブリアトーレは言う。
「ドライバーの問題はそこからだ。マシンに戦闘力が出てから、我々はドライバーに目を向ける」
アルピーヌのドライバーラインアップに関しては、ピエール・ガスリーが既に2028年までの長期契約を結んでいる。今季も7戦中6戦で入賞し、モナコではペナルティに関するすったもんだの末に3位表彰台を獲得するなど、今年もチームリーダーとして牽引する。
ブリアトーレはそんなガスリーを非常に高く評価している。
「私はピエールに満足している」
「彼は非常に過小評価されている。上位チームのドライバーを見たって……誰かは言わないから聞かないでくれ。とにかくピエールはトップ6に入るドライバーだ」
一方で若手のフランコ・コラピントに関しては、7戦で入賞4回、最高位6位とまずまずの走りを見せている。ブリアトーレはかつて、Netflixのドキュメンタリー『Drive to Survive』の中で「問題はお前だ」とコラピントを激しく叱責する場面が話題となったこともあったが、今回彼はコラピントの成長ぶりを称賛しながらも、まだ評価を固めるには時期尚早というスタンスをとっている。
「フランコに関しては、まだ分からない。ただ去年のアントネッリ(メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリ)を見て、今年の活躍を予想していた者は誰もいないだろう」
「フランコはチームに溶け込んでいる。メンタル面でも技術面でもかなり成長していて、チームとの関係も良い。様子見だ」
「これはルノーの時から同じことだ。フェルナンド(アロンソ)を勉強のためミナルディに送り込み、その後ジェンソン・バトンの後任に据えた。イギリスメディアは大騒ぎで、『(将来の)ワールドチャンピオンをクビにしたぞ!』とかなんとか……それが正解かどうかはその時になってみないとわからないものだ」
そして「来季もコラピントを残留させるのか?」という直球の質問にはこう答え、夏休み前には判断を下すと明かした。
「フランコが今のようなパフォーマンスを発揮し、ルノー時代のフェルナンドが(ジャンカルロ)フィジケラ、(ヤルノ)トゥルーリと組んでいた時のような素晴らしい関係をピエールと続けられるなら、何の問題もないだろう」
「今はチームの技術面を磨き上げ、チームを作り上げている最中だ。そういう意味では安定性も大切かもしれない。まだまだレースもたくさん残っているし、サマーブレイクに入るまでには決断を下すだろう」
最近では、アロンソが来季アルピーヌに復帰して、全盛期を過ごしたチームで“ラストダンス”(キャリア最終章)を飾るのではないかという噂もあるアルピーヌ。また育成ドライバーたちも好調で、F2では現在ガブリエル・ミニがランキングトップ、アレックス・ダンが同4番手につけている。コラピントにとっては、対抗馬も少なくない。
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