ハミルトン異例の3アタック敢行も、焦りが裏目に? ラストアタックは「遅れを取り戻そうと……」
ルイス・ハミルトンは、F1シュタイアーマルクGP予選で最後のアタックに臨む際、数台のマシンを追い越したことが裏目に出てしまったと語った。
F1第8戦シュタイアーマルクGPの予選で3番手となったルイス・ハミルトン(メルセデス)は、Q3最後のアタックで数台のマシンを追い越してアタックに入ったことが裏目に出てしまったと感じているようだ。
予選Q3では、通常ほとんどのマシンが2セットのタイヤを使ってアタックを行なうが、今回ハミルトンは3セットのソフトタイヤを使用して、3度のアタックを敢行した。
セッション終盤、2度目のアタックに向かうマシンに続き、最後にコースインしたハミルトン。前を走るバルテリ・ボッタス(メルセデス)と共に入念にタイヤを温めるマシンの横をすり抜けていった。
ハミルトンはアウトラップでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)をはじめとして計5台をパス。ゆっくりと最終セクターに入るターン7~8に差し掛かった。最終コーナーを前に隊列が詰まっていく中、ハミルトンはボッタスの前に出ると、シャルル・ルクレール(フェラーリ)の後ろで最後のアタックに臨んだ。
しかしそのアタックは、セクター1およびセクター2でタイムを更新できず。さらに、トラックリミットが監視されているターン9では挙動を乱してコースオフ。最後にタイムアップしたボッタスに逆転を許し、予選を3番手で終えた。なお、ボッタスはペナルティで3グリッド降格。ハミルトンは2番グリッドにつくことになる。
予選後の記者会見で、最後のアウトラップで他のマシンを追い越したことが裏目に出たのではないかと訊かれ、ハミルトンは次のように答えた。
「ああ、間違いなくそうだ。あとから考えてみると、みんながとてもゆっくり走っていたので、タイヤの温度が上がらないのではないかと心配になった。でも僕はラインの外を走ってしまったので、汚れを拾ってしまった。そして、最終コーナー(実際はひとつ手前のターン9)出口で失敗してしまったんだ」
「ターン1ではコンマ1秒、ターン3ではコンマ2秒もすでに遅れていたんだ。だから、望みはなかったんだ。その遅れを取り戻そうと自然とオーバードライブになってしまって、うまくいかなかった」
一方、隊列の最後尾についていたフェルスタッペンも、ラストアタックではタイム更新ならず。その理由について「僕は最後尾だったから、タイヤが少し冷えすぎてしまったんだと思う」と語っている。
予選アタックを前に、隊列が出来てしまう問題は今季すでに何度か話題となっている。セルジオ・ペレス(レッドブル)は、予選アタックを待っているマシンを追い抜かないという”紳士協定”を尊重しないドライバーがいるため、議論をする必要があると前戦アゼルバイジャンGPで語っていた。
予選を5番手で終えたペレスは、タイヤを適切な温度にできなかったため、タイムを失ってしまったと振り返った。
「人によってタイヤの準備が違うから、速く走る必要がある人もいれば、遅く走る必要がある人もいて、僕には分からないよ」
「今回も、理想的な状態よりもタイヤの温度が低かったから、僕のラップは少しロスしてしまった。それもゲームの一部だし、受け入れるしかない」
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