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メルセデス、スペインでのボッタスの戦略は失敗だったと認める

メルセデスはスペインGPの決勝レースで間違った戦略を採ったため、バルテリ・ボッタスがレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンを破り2位を手にするチャンスを失ったという。

Valtteri Bottas, Mercedes F1 W11 EQ Performance

 真夏のカタルニア・サーキットを舞台に行なわれた、2020年のF1スペインGP。このレースを圧勝したのは、メルセデスのルイス・ハミルトンだった。ただその一方で、チームメイトのバルテリ・ボッタスは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンにも先行され、3位に終わった。

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 メルセデスのチーフ・ストラテジストのジェームス・ボウルズは、ボッタスにはピットインすることでフェルスタッペンの前に出られるチャンスがわずかな間あったことを認めたが、これを活かすことができず、最終的に3位が精一杯だったという。

 ボッタスは2番グリッドからのスタートだったが、ターン1までにフェルスタッペンとランス・ストロール(レーシングポイント)に先行され、4番手にまでポジションを落としてしまった。

 ボッタスはフェルスタッペンにプレッシャーをかける前にストロールを攻略しなければならず、その間にタイヤのライフを奪われてしまった。

「バルテリが3番手に戻った後、我々は選択肢を検討した。選べるのは、ふたつしかなかったんだ」

 ボウルズはメルセデスが公開した動画の中でそう語った。

「ひとつ目はスティントを長くし、フェルスタッペンを早くピットストップさせることだった。フェルスタッペンを先に動かせ、彼よりもずっと長いスティントを走るんだ……そうして、オーバーカットを行ない、コース上でもオーバーテイクをすることだった」

「ふたつ目はアンダーカットすることだった。それは、もっとも良く知られた戦略だ。しかしそのためには、最初のスティントで前を行くマシンに接近する必要があった。でも、我々は単純にそこにはいなかった。タイヤの性能が劣化していたため、フェルスタッペンに十分に近付くことができなかったんだ」

「当然のことながら、バルテリがそのポイントに辿り着く前に、トラフィックを乗り越えてきた。そして、タイヤはもう輝きを失っていた」

「第2スティントで、ほんの僅かなアンダーカットのチャンスがあった。それは周回の間に現れたが、それはそれだった。ミディアムに履き替え、アンダーカットをする……それはとてもギリギリのタイミングだったんだ」

「しかし、たしかにそのチャンスは存在した。それについて、我々は議論したんんだ。それは、間違いなくひとつの選択肢だった。長く走るという選択肢もあったけど……我々はそのふたつを天秤にかけていたんだ」

「ただ、近くでは雷雨が降っていた。それがサーキットにやってくるのか、それが懸念だった。これらを全て組み合わせることで、選択肢を検討した。そして、長いスティントを走ることにしたのだ」

「それは間違った判断だったと思う。39周目の1周のみ、アンダーカットのチャンスがあったと思う。いずれにしても、バルテリはポジションを回復しようとする素晴らしい仕事をした。そして、実際に3番手に戻ったんだ」

 ボッタスは2度目のピットストップでソフトタイヤを履いた。チームはそれにより、その7周前にピットインし、ミディアムタイヤを履いたフェルスタッペンを攻撃できるだけのペースがあることを期待していた。

「レースの終盤にフェルスタッペンがミディアムタイヤを履いた時、コンパウンドを変えるという戦略は理に適っていた」

 そうボウルズは語った。

「気温が下がり、コースは涼しくなっていた。だから、最高のチャンスを手にできると感じたのだ」

「計算の上では、ミディアムもソフトも、オーバーテイクするチャンスがあるように見えたのだ」

「バルテリがコースに戻った時、オーバーヒートを防ぐために、タイヤを労る必要があった。それは我々にとっては驚きだったんだ」

「予想以上に、そして最終的に、そのタイヤにはオーバーテイクをするために十分なペースはなかったんだ」

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