F1 日本GP

メルセデスの疑惑“二段階アクティブエアロ”は信頼性の問題が原因か。意図的不正を否定しFIAも受け入れ

メルセデスのフロントウイングのアクティブエアロの動作に関して疑惑が浮上していたが、チーム側はこれが信頼性の問題に起因しており、意図的な不正ではないと説明した。

Filip Cleeren

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公開日時: 2026/03/26 10:46

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Front wing of George Russell, Mercedes

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写真:: Marcel van Dorst / EYE4images / NurPhoto via Getty Images

 メルセデスF1はフロントウイングのアクティブエアロの動作が規則違反なのではないかと疑惑が持ち上がっていた。しかしこれは意図的な不正ではなく、信頼性の問題に起因しているようだ。

 エンジンの圧縮比問題に一区切りがついたメルセデス。しかし第2戦中国GPを経てまた別の疑惑が注目された。マシンのフロントウイングのアクティブエアロの動作が“2段階”になっていて、規定で定められている動作時間を超えているのではないかというのがその疑惑だ。

 アンドレア・キミ・アントネッリのマシンのフロントウイングが、2段階に動作しているように見える映像が捉えられたことがその要因となり、メルセデスが何かしらの手段で優位に立とうとしているのではないかと憶測を呼ぶこととなった。

 規則上、チームはフロントおよびリヤウイングのフラップの位置をふたつのみ、つまりコーナーモードとストレートモードでそれぞれひとつしか設定できず、その切り替えは400ミリ秒以内に完了しなければならない。

 しかしアントネッリのマシンでは、ウイングが2度にわたって動作しているように見え、この時間制限を逸脱している可能性があった。この件については、あるチームがFIAに問い合わせを行なったとされる。なお開幕2戦でバトルを繰り広げたフェラーリは問い合わせを行なったことを否定している。

 この疑惑は注目を集めたが、日本GPの木曜までのmotorsport.comの調べでは、この現象は信頼性の問題であり、具体的には油圧不足によってフラップをコーナーモードのポジションに戻す際に不具合が生じたことが原因であると分かった。

 F1を統括するFIAも、メルセデス側の説明を受け入れたと見られている。チームが速やかに問題の修正に取り組む姿勢を示したことから、このフロントウイングの挙動は性能上の利点ではなく、むしろブレーキングゾーン進入前に空力バランスを乱す要因となる「パフォーマンスの低下」として認識していると理解されている。

 

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