史上初! レッドブルF1が無重力空間でのタイヤ交換に成功
レッドブル・レーシングは、史上初めてとなる無重力空間でのタイヤ交換に成功した。
現在参戦しているF1チームの中でもピットストップの速さに定評のあるレッドブル。彼らはピットストップの歴代最高記録を度々更新しており、先日行なわれた第20戦ブラジルGPでは、1.82秒という驚異的なタイムを叩き出した。
そんなレッドブルは、ライブデモチームのクルーをロシアに派遣。“ある場所で”20秒以内にタイヤ交換を成功させるという史上初のミッションに挑んだ。
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普段のレースでは2秒前後でタイヤを交換しているレッドブルにとって、20秒という目標設定は緩すぎる……そう考えてしまうかもしれないが、今回彼らが作業を行なったのは、なんと無重力空間だったのだ。
クルーたちはロシアのスターシティにあるユーリ・ガガーリン宇宙飛行士センターで、1週間のトレーニングを実施。宇宙飛行士用のプログラムで訓練することで、来たる“無重力タイヤ交換”に向けて準備を進めた。
そして彼らはトレーニング用の飛行機に乗り込み、高度33000フィート(10000メートル)の上空で20秒間の無重力状態に入った。そして2005年のF1マシン『RB1』のタイヤを4輪とも交換することに成功したのだ。
チャレンジ終了後、チームのクルーたちは今回の挑戦が予想よりも厳しいものだったことを明かした。
「思っていた以上にプレッシャーがかかった。普段いかに重力に頼っていたのか分かったよ!」
サポートチームのチーフメカニックであるジョー・ロビンソンは、そう語った。
「マシンが浮いている時、ホイールナットを締めるのはとても難しくなる。コントロールできるのは床に固定されている足首だけだった」
「いつもとは異なる方法を考え、実行するということはまさに挑戦だった。一生に一度の機会だし、正直1カ月ずっとここに住み着いて練習したいくらい素晴らしいものだった」
「最高にクールだったと思うし、ライブデモチームがショーカーを使ってやってきたことの中で最も楽しかった」
なお、今回の無重力タイヤ交換を行なうにあたってRB1が採用されたのは、軽量で動かしやすいことに加え、現行のF1マシンよりもはるかに小さいマシンであるため、飛行機の中で作業するのが容易だったからだという。
また、レッドブルはF1マシンを無重力にした最初のチームではない。1999年にマクラーレンが、当時スポンサーであったウエストのプロモーションの一環として無重力空間にマシンを送り込んでいる。
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