レッドブルに相次ぐ信頼性トラブル。3戦中2戦リタイアのフェルスタッペン「受け入れられない」と怒り心頭
F1オーストラリアGPの決勝をマシントラブルによりリタイアしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、相次ぐ信頼性の問題は、タイトルを目指す上で受け入れられないと語った。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1オーストラリアGPの決勝レースを、マシントラブルによりリタイア。タイトルを目指す上で、相次ぐ信頼性の問題は、到底受け入れられないモノだと語った。
【動画】突如マシントラブル。コース脇にマシンを停めるフェルスタッペン
フェルスタッペンはオーストラリアGPの決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールを追って終始2番手を走行していた。しかし、突如マシントラブルに見舞われ、39周目にコース脇にマシンをストップ。マシンから降りる際、ステアリングを投げて怒りを露わにした。フェルスタッペンがリタイアするのは、開幕戦バーレーンGPに続く今季2回目となる。
この結果により、フェルスタッペンはタイトル争いの最大のライバルと目されるルクレールに、早くも46ポイントの大差をつけられてしまったばかりか、ランキング6番手に甘んじることになった。
フェルスタッペンはレース後、まずは信頼性の問題を乗り越えることが最優先であり、チャンピオンシップについては何も考えられないと語った。
「僕らはすでに、何マイルも遅れている。今のところ、チャンピオンシップについて考えたくはない」
そうフェルスタッペンは語った。
「とにかく、レースを完走できることが何よりも重要だと思う」
「今日は基本的に悪い1日だった。本当にペースがなかった。ただ2番手をキープするだけのレースに見えたから、タイヤをマネジメントして、最後まで走り切るだけだった」
「シャルルと戦えないことは分かっていた。彼にプレッシャーをかけようとすることすら、意味はなかった。でもレースを終えることすらできなかった。かなり苛立たしく、受け入れ難いモノだ」
リタイアの原因は現時点では明らかになっていないが、スタート直前までメカニックたちが、フェルスタッペンのマシンのフロント部分で作業していた。フェルスタッペンはこれを見て、完走できない可能性を恐れていたという。
「問題があることは分かっていた」
そうフェルスタッペンは言う。
「だから、レースを完走できるかどうかは、ずっと心配していたんだ。つまりこういうことは、タイトルを争うのならば、起きてはいけないことだ」
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、フェルスタッペンが失望しているのはよく分かるとしながらも、まずは問題の原因を正確に理解することが必要だと語った。
「彼のフラストレーションは、完全に理解できる」
「完走できなかったという結果は、本当に本当に残念だった」
「問題が何だったのかは分からない。でも、エンジンに関連したモノだとは思わない。燃料の問題かもしれないが、まずはマシンをガレージに戻す必要がある。正確に何が起きたのか、それを見極める必要がある」
信頼性の問題により、フェルスタッペンのタイトル争いに大きな打撃を与えた一方で、マシンが速いことを確認できたのは良かったと語った。
「信頼性の高い遅いクルマを速くするよりも、速いクルマを直した方がいい」
そうホーナー代表は説明する。
「リタイアを受け入れるのは難しいが、問題が何なのかを理解する必要があるし、その問題に対処する必要がある」
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