F1

ハミルトン、早くもバルセロナで2度目の旧車テストを実施。フェラーリが抱える“重要な課題”にもトライへ

フェラーリはバルセロナで非公開テストを実施。そこでは、チームの重要な課題に取り組むようだ。

Franco Nugnes

編集: 2025/01/29 6:15

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Lewis Hamilton, Ferrari

Lewis Hamilton, Ferrari

写真:: Ferrari

 今季ルイス・ハミルトンをチームに迎えたフェラーリは、ハミルトンが順応を進めるにあたり、ふたつの重要な側面に焦点を当てることになる。

 7度のF1王者であるハミルトンは、先日フィオラノでフェラーリのF1マシンを初ドライブ。今週はスペインのバルセロナ-カタルニア・サーキットでの非公開テストで、より長期かつ重要なプログラムに取り組む。

 バルセロナでのテストは28日(火)から3日間行なわれている。ハミルトンはチームメイトのシャルル・ルクレールと共に、モディファイされた2023年のマシンSF-23を走らせる。

 フィオラノでの初走行は100kmにも満たない89kmに終わったハミルトン(その日ルクレールは42km走行)だが、2度目のテストはより自由に走行ができるだろう。FIAのレギュレーションでは、TPCと呼ばれる旧車テストはドライバーひとりにつき最大4日間、1000kmに制限されているが、それを踏まえるとバルセロナでは合計900kmほど走り込めそうだ。

 バルセロナでフェラーリは、昨年末にエンリコ・カルディレに代わって就任した新テクニカルディレクター、ロイック・セラの下で作業を行なう。

 ふたりのドライバーは、ここ数年フェラーリのマシンのアキレス腱となってきたタイヤの摩耗と、スタートというふたつの分野を分析することに集中するだろう。セラはタイヤの振る舞いに関して豊富な知識を持っているため、バルセロナでのテストはタイヤの使い方を理解する上でも大いに役立つはずで、これは2025年のマシンにも活きるだろう。

 テスト中に使用されるタイヤはレースで使用される仕様とは異なり、オーバーヒートに対するセンシティブさがないと予想されるが、それでもフェラーリはこの分野での進歩を期待している。彼らはタイヤ交換直後の走らせ方に応じ、温度や内圧がどう変わってタイヤの振る舞いがどのように変化するか、さらに摩耗によって挙動がどのように変化するかなどを確認することができる。

 そして2点目のスタートに関しては、チームはクラッチリリースの手順や静止状態からの加速に改善の余地があると考えている。

 クラッチの操作自体はドライバーが行なう必要があるが、スタートの改善には電子制御が欠かせない。動き出したマシンがグリップを失うことなく確実に地面にパワーを伝えていくためには、エンジンの出力制御や100km/hから作動するハイブリッドシステムとの連携が鍵となってくる。

 昨年はシーズン5勝を挙げたものの、タイトルには手が届かなかったフェラーリ。ライバルに少しでも差を詰めるため、細部を詰める作業に入っていく。また今週のスペインは天候にも恵まれているため、フィオラノで雨に降られたハミルトンにとってはより一層マシンに慣れる作業を進められるだろう。

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