今季初PPから優勝なるか? フェルスタッペン「メルセデス勢とのバトルになりそう」
アブダビGPでPPを獲得したマックス・フェルスタッペンは、決勝レースではメルセデス勢を相手にバトルになりそうだと語った。

2020年のF1最終戦アブダビGPの予選では、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがメルセデス勢を上回る速さを発揮し、自身3度目、今季初のポールポジションを獲得した。
今季、メルセデスはほぼ全戦でポールポジションを獲得。例外はトルコGPでのランス・ストロール(レーシングポイント)のみで、それもメルセデスPU勢という状況だった。そのためフェルスタッペンのPP獲得はメルセデスPU搭載チーム以外では今季初だ。
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予選後はPP獲得にうれしさを爆発させていたフェルスタッペン。彼は3度目のPP獲得の喜びをこう語った。
「今年1年、僕らは少しずつ(メルセデス勢に)接近してきたけど、僕は何度か失敗していた」
「メルセデスが1年を通して支配していたけど最終的に、僕らは少なくとも1度はここ(PP)につくことができた。僕らにとっても、チーム全体にとっても本当に素晴らしいことだ」
「短縮された期間に多くのレースがある“長い”シーズンだった。皆休みたいと思っているだろうけど、ここでポールポジションを獲得したことは、全員にとって明日最後までやり遂げようとするいいモチベーションになったと思う」
今季初PPを獲得したことで決勝レースにも期待が高まっているが、フェルスタッペンとしてはFP2で赤旗中断があったことによりロングランの状況が分かりにくくなっているため、不安を持っているようだった。
「自分たちに何ができるかを見ていくつもりだ。だけど(FP2で)赤旗が出ていたから、多くのドライバーがまともなロングランをできていなかったと思う」
「だから明日は興味深いものになるだろう。ベストを尽くすよ。今週末の僕らのトップスピードは悪くないように見える。そこは良い点だね」
「確かにバルテリとルイスはとても接近している。良いバトルになることを期待しているよ」
ただフェルスタッペンは予選中マイナーなトラブルに悩まされ難しい予選だったとも語る。彼はQ1ではステアリングにグローブが挟まってベストなアタックができず、Q2ではミディアムタイヤの走行に自信がなかったという。
「なにか不運なことがあったに違いないよ」と、フェルスタッペンは言う。
「ステアリングと膝の間で(グローブが)挟まったんだと思うけど、詰まってしまったんだ。今までこんなことは起きたことはなかった」
「文字通り、壁に向かってステアリングを切っていた。不運な出来事だったね」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | アブダビGP |
ドライバー | マックス フェルスタッペン |
執筆者 | Luke Smith |