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現行PUレギュレーション策定の際に、F1はミスを犯した……メルセデスF1代表主張

メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、F1が2026年以降の新たなパワーユニット・レギュレーションを決定する際には、これまで以上にコストに焦点を当てるべきだと警告する。

Mercedes AMG F1 W06 Mercedes PU106-Type Hybrid

 メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ウルフは、現行のパワーユニット・レギュレーションはあまりにも複雑で高価なコストを要するため、レギュレーションを制定した際にF1はミスを犯したと考えている。

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 1.6リッターのV6ターボエンジンに運動エネルギーと熱エネルギーの回生システムを備えた所謂”パワーユニット”を用いる現行のレギュレーションは、2014年から施行された。今後2025年までは、同レギュレーションが継続されることとなっているが、次世代パワーユニットに関する議論は既に開始されている。

 F1とFIA、そしてメーカーは、内燃エンジンと回生システムの適切なバランスを見つけようとしている。そしてそれには、持続可能燃料の開発・発展が必要不可欠である。

「これまでの議論は非常に良いモノだった」

 ウルフ代表はそう語っている。

「自動車産業がどこを目指すのか、それは興味深いところだ。全てが電動化の方向に向かっているように見える。しかし内燃機関(エンジン)と電気駆動の組み合わせについても、新たな見方がある」

「我々は、コストのことも考える必要があると思う。完全に新しいパワーユニットを開発するということは、我々が目指すべき場所ではない」

「我々は2011年と2012年に間違いを犯した。それは分かっている。非常に洗練され、非常に効率的なパワーユニットを作った時、それは非常に複雑になったのだ」

「現時点で持っているモノの組み合わせが重要になってくる。内燃エンジンとハイブリッドシステムの間で、より最適な比率を実現するのだ。そして、持続可能エネルギーを推し進めていくことと従来の内燃エンジンとの間でも、バランスを取る必要がある」

 ウルフ代表は、開発コストを抑えることと持続可能燃料を使うことが、今後のメルセデスにとって重要な要素であると語った。

「単純にするということではない。ただコストが高騰しないようにするというだけのことだ」

 そうウルフ代表は語った。

「より大きいか、強力なバッテリーパックを持つ可能性がある電気的なコンポーネントは別にしても、持続可能燃料は間違いなく未来を形作るものだ」

 F1の現CEOであるチェイス・キャリーは、先日リバティ・メディアの投資家たちに対してスピーチを行ない、2030年までにカーボンニュートラルを達成するというF1全体の目標における、次世代レギュレーションの重要性について強調した。

「我々の持続可能性とスポーツという両面における最優先事項は、パートナーである自動車メーカーと社会の環境目標に対応した、内燃機関のロードマップを作成することにある」

 そうキャリーCEOは語った。

「F1は長いこと、自動車業界に次世代の進歩をもたらすためのプラットフォームとして機能してきた。ハイブリッド技術と高度な燃料を組み合わせた次世代エンジンで、それを実現できるチャンスがあると信じている」

「電気が解決策の一部になるのは、ますます明確になった。そしてカーボンニュートラルを実現した燃料を使うエンジンは、世界の環境目標において同じくらい重要なモノになってきている」

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