キャシディ、”不運”なフォーミュラEデビュー。予選好アタックも抹消に……「これもレース」
フォーミュラEデビュー戦を迎えたニック・キャシディ。予選ではタイム抹消となる不運な展開もあり、決勝レースも19位で終えた。
フォーミュラEの第7シーズン開幕戦ディルイーヤePrixレース1で、これがデビュー戦となったニック・キャシディ(ヴァージン)は19位に終わった。
キャシディは予選グループ4に出走し、このグループ2番手のタイムを記録。総合でも6番手となり、いきなりスーパーポールセッション進出かと思われた。
しかし、キャシディの直前でアタックしていたセルジオ・セッテ・カマラ(ドラゴン)がコントロールライン直前でクラッシュし、当該区間にはイエローフラッグが振られていた。そのためキャシディのアタックは、イエローフラッグが提示されていながら減速しなかったと判断され、タイムが抹消されることになった。ニコ・ミュラー(ドラゴン)とトム・ブロンクヴィスト(NIO)も、同様にタイム抹消の処分を受けている。
この結果、キャシディは21番グリッドから決勝レースをスタートすることとなった。
裁定が下った後、キャシディのレースエンジニアは「深呼吸して!」「無線で恥を晒さないように」と無線で語り、キャシディを落ち着けようとしていた。
キャシディ本人もこの一件について、「不運だっただけだ」とmotorsport.comに語った。
「ああ、不運だったね。僕にできることは、何もないよ。それもレースだ」
そう キャシディは語った。
「そういう状況だったというだけだ。僕にできることはほとんどなかったし、このことに腹を立てても意味がない。気を取り直してレースや明日に集中するだけだよ」
前述の通りキャシディにとって今回のレースは、フォーミュラEでの最初のレース。そのためキャシディは、できる限り多くの経験を積みたいと考えているという。
「僕はただ経験を積み重ねるだけだ」
「まだ学ぶことがたくさんある。あまりテストもできていないからね。今はただ経験を積んでいるところなんだ」
決勝レースではコース幅が狭いということもあり、キャシディはなかなか思うようにオーバーテイクすることができず、前述の通り19位でフィニッシュ。不運とはいえ、悔しいフォーミュラEデビュー戦となった。
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