フォーミュラEディルイーヤePrixレース2予選:メルセデス欠場で波乱の予選はキャシディの僚友フラインスがPP
2020-2021フォーミュラEディルイーヤePrixレース2の予選が行なわれ、ロビン・フラインスがポールポジションを獲得した。
2020-2021FIAフォーミュラE世界選手権のディルイーヤePrixレース2予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのはロビン・フラインス(ヴァージン)だった。
FIA世界選手権となって初めてのシーズンとなるフォーミュラEの2020-2021シーズンは2月26日、中東サウジアラビアのディルイーヤで幕を開けた。レース1はメルセデス勢が圧倒的な強さを見せ、ニック・デ・フリーズがポールトゥウィンを記録した。そして一夜明けて27日にレース2が行なわれることとなっているが、早くもメルセデス勢に災難が降りかかっている。
レース2予選に先駆けて行なわれたプラクティスの終了直後、スタート練習中だったエドアルド・モルタラ(ヴェンチュリ)がターン1で直進してウォールにクラッシュ。大きなインパクトを受けたモルタラは救急搬送されたものの意識はあり、会話もできる模様。手足の指も動かすことができるようだ。ただこのクラッシュが予選に大きな影響を与えた。
予選開始直前、レースコントロールからメルセデス製パワートレインを搭載するメルセデスとヴェンチュリが予選出走を許可されないことが通達された。モルタラのトラブルの原因に関する調査が完了し、トラブルが再発しないことが保証されるまで、彼らはセッションへ参加できないようだ。
“本命”不在の予選でポールポジションを獲得したのは、ヴァージンのフラインスだった。フラインスは6人4グループで行なわれるQ1の4グループ目で出走し、全体トップタイムをマークしてスーパーポールに進出。そこでも特にセクター1で顕著な速さを見せ、2番手以下に0.289秒の差をつけて自身初ポールを決めた。
2番手に入ったのはセルジオ・セッテ・カマラ(ドラゴン)。ベテランのサム・バード(ジャガー)を抑えてフロントロウを確保した。
4番手以下にはオリバー・ターベイ(NIO)、トム・ブロンクヴィスト(NIO)、ニコ・ミューラー(ドラゴン)が続く。昨季下位に沈んでいたNIOとドラゴンが2台ずつトップ6に顔を出した形となった。
レース1は予選の失敗が影響し、まさかの無得点に終わったDSテチータ勢は、ジャン-エリック・ベルニュが7番手、昨季王者のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが10番手となった。そのダ・コスタに続く11番手につけたのがニック・キャシディ(ヴァージン)。チームメイトのフラインスと共にQ1最終組でアタックしたキャシディだったが、僚友とは対照的な結果に終わった。
レース1で3位に入ったミッチ・エバンス(ジャガー)、4位に入ったレネ・ラスト(アウディ)はQ1の最終アタックに間に合わず、それぞれ18番手、19番手に沈んだ。メルセデス勢4台とプラクティスでクラッシュしたアンドレ・ロッテラー(ポルシェ)が出走できなかったため、タイムを記録したのは24台中19台だった。
順位 | ドライバー | チーム | タイム | 差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ロビン フラインス | ヴァージン・レーシング | 1'07.889 | 132.251 | |
2 | セルジオ セッテ・カマラ | DRAGON / PENSKE AUTOSPORT | 1'08.178 | 0.289 | 131.690 |
3 | サム バード | Jaguar Racing | 1'08.405 | 0.516 | 131.253 |
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