ランキング首位のデ・フリーズ、リンとの接触で無念の無得点「トップ10も可能だったかもしれないのに」

メルセデスのニック・デ・フリーズは、フォーミュラE第14戦ベルリンePrixの決勝レースでパンクに見舞われなければ、トップ10フィニッシュも不可能ではなかったと語る。

ランキング首位のデ・フリーズ、リンとの接触で無念の無得点「トップ10も可能だったかもしれないのに」

 ドイツのテンペルホーフ空港を舞台に、2日連続で行なわれているフォーミュラEのベルリンePrix。この2レースをもって、2020-2021シーズンのフォーミュラEは閉幕。今シーズンから世界選手権となったフォーミュラEで、初となる”ワールドチャンピオン”が決する。

 この2連戦をランキング首位で迎えたのは、メルセデスのニック・デ・フリーズだった。しかし同地での1レース目は、デ・フリーズにとっては厳しい戦いとなった。

 予選ではチームメイトのストフェル・バンドーン共々苦戦し、19番グリッドからのスタート。さらにレースでもマヒンドラのアレックス・リンと接触してパンクに見舞われてしまい、首位から1周遅れの22位フィニッシュとなった。

 デ・フリーズはリンとの接触について、motorsport.comに対して次のように語った。

「僕らは明らかにペースが速く、彼を追い抜こうとしていた。彼は2周にわたって、とてもアグレッシブにディフェンスしてきた。それでも、彼の前に立つことができたんだ。すると彼は、ターン1のエイペックスで僕にぶつかってきたんだ」

「レースのそんな初期の段階で、僕と戦うためにあまりにも多くのエネルギーを浪費することは、あまり賢いことじゃなかったと思う。必要なかったはずだ」

 デ・フリーズはその当時、スタートポジションから順位を上げ、13番手を走っていた。しかしリンとの接触により緊急ピットインをした結果、周回遅れとなってしまった。

「リンは基本的に、僕らのマシンの左リヤタイヤからバルブを奪い取っていった。それがなければ、10番手でのフィニッシュを狙うことができたかもしれない。でも、スタートポジションを考えれば、それが精一杯だった」

 スチュワードはこの接触について審議を行なったが、いずれにもペナルティを科さなかった。しかしリンは、ファンブーストを適切に使わなかったとして、後にドライブスルーペナルティを科されることになった。

 今回のレースを無得点で終えたにもかかわらず、他のランキング上位のドライバーのほとんどもノーポイントで終えたため、デ・フリーズはランキング首位をなんとかキープして日曜日(8月15日)の最終戦を迎えることになる。

 ただランキング2番手のエドアルド・モルタラ(ベンチュリ)との差はわずか3ポイント。その後方も大接戦となっており、ランキング14番手のマキシミリアン・ギュンター(BMW)までが逆転王者の可能性を残している。

 デ・フリーズは、もっと悪い結果になった可能性があることを認める。

「そうだね。もっと悪い状況になっていた可能性があるということについては、否定できない。でも、僕らは今、自分たちの仕事をしなきゃいけないんだ」

 デ・フリーズのチームメイトであるバンドーンは、予選22番手からスタートしたものの、10ポジションアップの12番手でフィニッシュ。このことに、デ・フリーズは励まされたという。

「僕らには、強力なパッケージがあることは間違いない。でも、速いマシンがあればいいというわけではない。全てをまとめて、しっかりと戦い抜く必要があるんだ。パフォーマンスを、ポイントに変えるためにね」

「それが最大の課題だ。ポイントを持ち帰るためには、全てをまとめあげる必要がある」

 

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