マヒンドラ、CO2排出量実質ゼロの認証受ける。FIA世界選手権参加チームでは初
マヒンドラ・レーシングは、フォーミュラE及びFIA世界選手権に参戦するチームで初めてネット・カーボン・ニュートラル(二酸化炭素排出量実質ゼロ)の認証を取得した。
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
フォーミュラEに参戦するマヒンドラ・レーシングは、二酸化炭素の排出量実質ゼロを意味する『ネット・カーボン・ニュートラル』の認証を受けた。
この認証はALLCOTグループによるもので、マヒンドラが2014/2015シーズンからフォーミュラEに参戦して以来、二酸化炭素の排出量を完全に相殺してきたことを示している。なおフォーミュラEおよびFIAの世界選手権レースに参戦するチームの中で『ネット・カーボン・ニュートラル』の認証を受けたのは、このマヒンドラが最初ということになる。
加えてマヒンドラは、スポーツ界のスター選手を指導・支援しながら気候変動に関する目標達成を目指す『UNFCCC Sports for Climate Action』という枠組みに参加することも明らかにした。
インドを拠点とするマヒンドラは持続可能性に関する取り組みをリードしているチームのひとつであり、既にFIAの持続可能性に関する枠組みの中では最高レベルの“三つ星”をフォーミュラEチームで初めて獲得している。
また、マヒンドラグループは毎年インドのアラク・バレー地域に植樹をしており、毎年100万本の木を植えることを目標としている。
「我々にとって“善行”とは、単なる親切以上の行為であり、企業の社会的責任を果たすということを超越したものだと考えている」
マヒンドラのチーム代表であるディルバグ・ギルはそう語った。
「“善行”は目的であると同時に、我々の姿勢を示すものでもある。そして我々がビジネスを行なう上での指針であり、自分たち自身を示すものでもある。我々は先進的で次世代かつ地球に優しいモビリティソリューションに向けて取り組んでいくチームだ」
「マヒンドラレーシングとして、より大規模なROCE(気候と環境への利益還元)を行なっていくと誓う」
「これは我々の価値観に基づくものであり、フォーミュラEでレースをする理由の大多数を占めている。我々は地球からこのような影響を減らすためにこの取り組みを続けており、2014年から認証を受けるまでの6年間に渡ってカーボンニュートラルを実現してきた」
「我々はまた、持続可能性に関して三つ星の認定も受けている。我々の努力はマヒンドラグループ全体の取り組みと連動しており、今後も続けていく予定だ」
「ROCEを指針として、高い競技レベルを保ちながらも革新的な目標に向けて世界の自動車産業の持続可能性に関する指標となる……そんなシーズン7が始まるのを楽しみにしている」
なお、フォーミュラE自体も発足以来ネット・カーボンニュートラルを実現しており、昨年9月には今回マヒンドラが取得したものと同じ認証を受けている。
フォーミュラEのCEOであるジェイミー・ライグルは次のように語った。
「マヒンドラ・レーシングがネット・ゼロカーボンの認証を受けたことは大きな成果だ。マヒンドラ・レーシングはスポーツ界全体において持続可能性に関する取り組みのリーダーであり、サプライチェーン全体で持続可能性のあるビジネスを推進している」
「FIAの三つ星認定を獲得した初のフォーミュラEチームであり、最近では『UNFCCC Sports for Climate Action』という枠組みに署名した彼らは、気候変動との戦いを続けるにおいて完璧なパートナーである」
「フォーミュラEのグリッドに参加した最初のメーカーであり、(次世代マシンの)『Gen3』での参戦を表明した最初のチームでもある彼らと、我々のビジョンと価値観に沿った形での末長い関係を築けることを嬉しく思っている」
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