【新世代F1、注目しておくべき7つのこと:2】トップ4は昨年と一緒? 第2のブラウンGPはいない
今年のF1も、トップ4チームは昨年と同じであるようだ。2009年のブラウンGPのような奇跡は、期待できないかもしれない。
Jenson Button, Brawn BGP 001 Mercedes
写真:: Rainer W. Schlegelmilch
現状から判断すれば、昨年のF1上位4チームは、今年も引き続きトップ4を占めることになりそうだ。
2026年シーズンは、シャシーとパワーユニットの両方のレギュレーションが変更された最初のシーズンとなるため、大きなサプライズが生まれる可能性がずっと取り沙汰されていた。しかし2009年のブラウンGPのような”おとぎ話”は生まれなかった。
2009年、前年限りで突如F1から撤退したホンダのF1チームを引き継ぎ、新規参入したブラウンGPが開幕から圧倒的な強さを発揮し、ダブルタイトルを獲得した。これも、レギュレーション変更の隙間を突き、マルチデフューザーを登場させ、KRESを搭載を見送ったことが大きかった。
さて昨年のトップ4が今年もトップ4を維持しているように見えるのはなぜなのか? それには、いくつかの要因がある。
最も重要なのは、トップ4チームが依然として最も大きなポテンシャルを秘めているということだ。確かに予算上限は公平な競争環境を確保するためのものだが、構造的には大手のチームが依然として優位性を維持している。
これは設備の面や人員の面ということだ。グリッド上には理論上はそれに匹敵するチームがもうひとつある。これについては別の記事で詳しく説明しよう。
トップ4チームに次ぐ位置にいるのは、今のところアルピーヌもしくはハースであるようだ。
アルピーヌは今季前進することを目指し、昨シーズンを事実上捨てていた。少なくとも今のところ、そのアプローチが功を奏しているようだ。PUがメルセデス製になったことは当然有利に働くものの、彼らは長年ルノーのワークスチームとしての働き方に慣れてきた……つまり働き方が変わるということであり、シャシーとの統合と作業方法を整えるには時間がかかる。それは、チームメンバーも認めているところだ。
とはいえ昨年ランキング最下位に沈んだ同チームが、前進するきっかけを掴んだと言えるだろう。
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