レッドブルのペレス、“最速”フェラーリに完敗も予選ペースで光明見出す「ポール獲得に僕らは近かった」
セルジオ・ペレス(レッドブル)は、決勝ではフェラーリに完敗したものの予選ペースでは良い面も見えたと語っている。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
F1オーストラリアGPで2位表彰台を獲得したセルジオ・ペレス(レッドブル)は、決勝レースでフェラーリに敗れたものの予選ペースでは差が少ないとして、次戦に向けてポジティブな姿勢を見せている。
ペレスは、予選3番グリッドから決勝スタートを迎えるも、ターン1の飛び込みで5番手スタートのルイス・ハミルトンに交わされ4番手に後退した。
10周目にハミルトンを抜き順位を回復したものの、レッドブル勢はスタートタイヤに選択したミディアムタイヤのタイヤデグラデーション(性能劣化)が比較的激しく、再びハミルトンの接近を許したペレスは20周目にたまらずピットへ飛び込んだ。
しかし、その直後に後方を走っていたセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)がターン5でクラッシュ。セーフティカー出動が宣言され、多くのドライバーがピットのロスタイムが少ないこのタイミングでピットへ飛び込んだ。
ペレスは5番手にまで転落したものの、10周以内で再び3番手まで挽回してみせた。レースも佳境に差し掛かり、2番手を走っていたチームメイトのマックス・フェルスタッペンとレッドブルのダブル表彰台は堅いかと思われた。
しかし、レース終盤にフェルスタッペンのマシンにトラブルが発生しリタイア。ペレスはフェルスタッペンに代わって2番手を堅実に守りきり、今季初表彰台を獲得した。
「いい結果だった」とペレスはレース後、チームのリリースにコメントを寄せた。
「でも、チームとしてダブル表彰台を獲得できれば最高だったけど、残念なことにマックスがリタイアとなってしまった」
「その一方で、僕にとってはここ数戦アンラッキーなことが多かったから、今回は良い結果を残すことができた」
「スタートやセーフティカー出動でかなり複雑なレースになったけど、僕らは何とか乗り越えてみせた」
「僕のスタートはとても悪くて、ミディアムタイヤのデグラデーションにも悩まされた。セーフティカー出動に関しても不運で、ポジションをふたつも下げてしまったけど、その後挽回できた」
開幕戦バーレーンGPや第2戦サウジアラビアGPでは、フェラーリと互角のパフォーマンスを発揮してきたレッドブル。第3戦にして大きく遅れ、コンストラクターズランキングでも開幕戦のダブルリタイアもあり首位フェラーリから49ポイント差を明けられることとなった。
ただ、レースを制したシャルル・ルクレールからは20秒遅れでのチェッカーと、決勝レースではフェラーリに大きく水を明けられたものの、予選ペースでは良い面もあったとペレスは言う。
「今回は上手くいかないことがいくつかあったし、フェラーリよりもメルセデスとのバトルが多かった。僕らのペースは望んでいたレベルのモノではなかったけど、改善に取り組んでいくつもりだ」
「今回から良い分析結果が得られるところもある。というのも、レースではかなりペースが遅かったけど、土曜日はポールポジションに近づけていたんだ」
「一番速いのはフェラーリだし、僕らは彼らと一緒に戦いたいけど、今回はそうならなかった」
「マシンをもう少し改善できれば、もっと自信を持てるようになるはずだ」
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