F1バーレーンテスト1日目:午前中最下位のガスリー、午後に一気にペースアップし首位浮上。フェラーリ2-3位
F1のバーレーンテスト初日が行なわれ、アルファタウリのピエール・ガスリーがトップタイムを記録。午前中は最下位だったが、午後に一気にペースを上げた。レッドブルのセルジオ・ペレスはセッション終盤にスピン。赤旗終了の原因となった。
Pierre Gasly, AlphaTauri AT03
Steven Tee / Motorsport Images
F1の2022年2回目となるプレシーズンテストがバーレーン・インターナショナル・サーキットでスタート。その初日は、アルファタウリのピエール・ガスリーが最速タイムを記録した。
ガスリーはこの日、1日を通じてAT03のステアリングを握った。午前中は出走した9台のうち最下位となる9番手タイムだったが、午後には徐々にペースを上げていくとC3タイヤで3番手。そしてC4をを履くと、1分34秒010を記録して一気にトップに立った。その後C5も履き、1分33秒902でこの日の最速となった。周回数も103周と、信頼性も抜群である。ただこの最速タイムを記録してアタックラップでも、メインストレートなどでマシンが激しく上下動するシーンが捉えられている。
2番手、3番手にはフェラーリ勢がつけた。午前中にはシャルル・ルクレールがドライブを担当してトップに立つと、午後にはカルロス・サインツJr.がマシンを引き継ぎ、一時1-2体制を築く瞬間もあった。結局フェラーリは、ふたりで合計116周を走破することができた。
アストンマーチン勢はランス・ストロールが4番手、セバスチャン・ベッテルは8番手で、合計の周回数は89周である。ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは104周を走って5番手、アルファロメオのバルテリ・ボッタスが7番手(午後のみの登場で66周。午前中は周冠宇がドライブし、42周を走った)である。
この集団に分け入ったのが、マクラーレンのランド・ノリスだ。ノリスは本来ならば午後だけの走行予定だったが、ダニエル・リカルドが体調不良に見舞われたため、急遽終日走ることになった。ただブレーキのトラブルに見舞われた場面もあったようで、結局50周の周回にとどまった。
今回大幅アップデートを持ち込んだメルセデス勢は、午後に走行を担当したジョージ・ラッセルが9番手、午前担当のルイス・ハミルトンが11番手となった。午後の走行開始前には、長時間にわたってエンジンカウルを外しているシーンもあり、何らかの問題に見舞われていた可能性もある。ただ合計の周回数は122周と、精力的に走行を重ねた。
レッドブルは、セルジオ・ペレスが終日ドライブ。タイムこそ10番手だったが、この日最多の138周を走った。まだまだ爪を隠している印象が強い。ただセッション終盤には、カウルの継ぎ目から何やら液体が漏れ出している模様が映し出さるシーンもあった。大きな問題ではなかったようですぐにコースに復帰したが、今度は低速走行中にスロットルを開いた瞬間、不可思議なスピン。そのままグラベルにハマってしまい、赤旗中断の原因になった。結局そのままセッション終了となった。
アルピーヌ勢はエステバン・オコンとフェルナンド・アロンソがマシンをシェアしたが、周回数は66周にとどまった。
ハースは機材の到着が遅れたために午前中のセッションを走行することができなかったが、午後には走行をスタート。ピエトロ・フィッティパルディがドライブを担当し、50周を走破した。
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