アストンマーティンF1代表、ホンダと組む2026年への”全集中”を否定「ある段階で、判断しなければいけない時が来るけどね」
2026年からレギュレーションが大きく変更されるF1。しかしアストンマーティンは、2025年を完全に捨てて2026年に全てを注力することはないと断言した。
Fernando Alonso, Aston Martin AMR24
写真:: Lubomir Asenov / Motorsport Images
アストンマーティンF1のチーム代表であるマイク・クラックは、現行レギュレーション下での最終年となる2025年に向けても開発に全力を振り分けるとしながらも、勢力図がある程度明らかになった段階で、身の振り方を考え直さなければいけなくなるだろうと語った。
アストンマーティンは2024年シーズンをコンストラクターズランキング5番手で終えた。順位こそ2023年と変わらなかったが、獲得ポイントは280ポイント(2023年)から97ポイント(2024年)と激減。期待していたような結果を残すことができなかった。
そして迎える2025年は、ある意味非常に難しいシーズンであるとも言える。2026年からはマシンのレギュレーションが大きく変更されるため、各チームは2025年に好成績を手にすることを目指すのか、あるいは2025年を捨て、2026年に向けて全勢力を振り分け、新時代を好調な形でスタートできるようにすることを目指すのか……判断に迫られることになる。
アストンマーティンにとっては、2026年は大きなチャンスになる可能性がある。レッドブルからの移籍が決まったエイドリアン・ニューウェイが本格的に稼働し、さらに現在のチャンピオンパワーユニット(PU)を手がけるホンダが開発・製造したPUを手にすることができるからだ。そのため、2025年を捨ててでも、2026年に賭ける価値は十分にあるだろう。
しかしクラック代表は、現時点ではそうするつもりはないようだ。
「2025年を捨てるわけにはいかない。しかし、2年連続で期待していたほどのパフォーマンスを発揮できなかった。だから、謙虚になって、謙虚なアプローチをとり、今年抱えていた問題のひとつひとつを解決していく必要があると思う」
クラック代表はアブダビGPの際にそう語っていた。
「現行マシンはかなり成熟している。しかし、今でもマシンの間にはかなり大きな違いがある。他のチームは、我々が手にしていない成熟度に達している。これは、我々が追い付かねばならないことだ」
そんな中で、2025年向けの開発と2026年に向けた開発のバランスをどう取るのか? そう尋ねられたクラック代表は、次のように続けた。なお、2026年用マシンは、2025年の1月1日から開発が解禁される。
「全員が同じ基準でスタートすることになる。そして自分たちが置かれているポジションやギャップに応じて、人々は選択を下すことになる」
「しかし2026年が、2025年よりも多くのポイントを手にできるわけではない。だから、2025年のコンストラクターズチャンピオンシップや、ドライバーズチャンピオンシップでも、しっかりとしたポジションを獲得する必要がある」
「だから現時点では、誰もが2025年に向けて全力で取り組む必要があるだろう。しかしすぐに序列がどうなのか、差がどうなのかということに応じて、選択をしなければならない。つまり『この差を埋めることができるか』ということ次第だ。逆に、『その時手にしているモノでレースを戦う余裕があるから、2026年に集中できる』と判断することもできるかもしれない」
「でも、今この質問に答えることはできないね。客観的になって、毎月どのポジションにいるのか、それを見極めねばならない」
なおアストンマーティンに新たに加入することが決まっているニューウェイとすでに連絡を取り合っているのかと尋ねられたクラック代表は、次のように語った。
「いやまだない。連絡を取ることは、許可されていないんだ」
「彼が加入するのは3月1日からだよ」
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