F1 オーストリアGP

ピアストリ、予選3番手が幻となったトラックリミット違反に不満タラタラ「限界ギリギリまで攻めたらタイム抹消なんてね……」

マクラーレンのオスカー・ピアストリはF1オーストリアGP予選でトラックリミット違反によって3番手タイムが幻となったが、ピアストリとしてはこの裁定に納得がいっていないようだ。

Alex Kalinauckas

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公開日時: 2024/06/30 9:32

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Oscar Piastri, McLaren MCL38

Oscar Piastri, McLaren MCL38

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 マクラーレンのオスカー・ピアストリは、F1オーストリアGP予選で3番手タイムを失うこととなったトラックリミット違反のペナルティに納得がいかず「恥ずべきモノ」だと批判した。

 ピアストリは決勝レースに向けた予選で順当にQ3へ進出すると、最終アタックで1分4秒786をマーク。レッドブルのマックス・フェルスタッペン、そしてもう1台のマクラーレン、ランド・ノリスに次ぐ3番手につけた。

 しかしピアストリは、当該ラップのターン6でトラックリミットを逸脱したと判定され、タイム抹消に。結果的にQ3序盤で記録したタイムが自己ベストとなり、7番手降着となった。

「僕としては恥ずかしいことだ」

 ピアストリは予選後、Sky Sports F1にそう語った。

「僕らはトラックリミットに関して手を尽くした。グラベルには触れず、コースからもはみ出さなかった。コース上に留まっていたし、僕としては最高の形でターン6を回れたが、それが抹消になった」

「まだコースオフしてしまうコーナーがあるのに、なんで何十万、何百万もかけて最後のコーナーふたつを変えようとしたのか分からないよ」

「でも、他のみんなはコースに留まっていて、僕はそうじゃなかった。そういうことだ」

Oscar Piastri, McLaren F1 Team, arrives in Parc Ferme after Sprint Qualifying

Oscar Piastri, McLaren F1 Team, arrives in Parc Ferme after Sprint Qualifying

Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images

 ピアストリが言及したのは、2024年のオーストリアGPに向け、FIAと舞台となるレッドブルリンクが行なったトラックリミット問題の取り組みについてだ。

 ここ数年、F1オーストリアGPが開催される度に、高速コーナーにあるターマックのランオフエリアの問題が指摘されてきた。2023年にはグランプリ開催中に1200回ものトラックリミット違反の疑いが浮上した。

 これを受けてレッドブルリンクはF1オーストリアGP開催に向けてコースを改修。特に昨年レース後に8名にペナルティが科された最終セクターのターン9とターン10には、縁石の外側にグラベルトラップが敷設された。

 しかしピアストリが予選でトラックリミット違反を取られたのは、セクター2終盤の高速コーナーであるターン6。こちらでは白線が移動され、縁石からグラベルまで1.8mの間隔が設けられた。

 改修を受けた最終コーナーふたつの場合は1.5mであり、F1マシンの車幅が2mであることを考えると、ターン6の白線までの間隔はコースの限界を掴むという上で十分に効果的とは言い難い。

 そのため、今年もターン6をワイドなラインから立ち上がり、続くターン7へ進入するスタイルが散見された。

 ただターン6でワイドに走り過ぎると、フェラーリのシャルル・ルクレールが経験したように、グラベルへ飛び出してしまう。スプリント予選のSQ3ではルイス・ハミルトン(メルセデス)が飛び出してフロアを打ち付けた。

 ピアストリはフロアへのダメージがなく、トラックリミットを越えたという確証は得られず、チームはFIAに対して違反と判断した明確な証拠の提示を求めた。

「僕としては、おそらく最高のターン6になった」

 ピアストリはそう強調した。

「僕はコースの限界ギリギリにいたし、みんなが見たいモノはそれだと思う」

「繰り返しになるけど、僕らはこういう問題を取り除くために色々と努力してきた……このコーナーがトラックリミット取り締まりの対象になる理由はないよ」

「特にコース上に留まっている場合はね。僕はそうだったし、グラベルを走った訳じゃない」

「こういうことが起こったのは見ての通り僕だけだから、今はもっと声を大にして言いたいよ」

「僕らが可能な限り限界までプッシュしているのに、グラベルに入ってラップが台無しになるところまで残り1cmで走ったら(タイムが)抹消されるというのは、恥ずべきことだと思う」

 なお、ピアストリのトラックリミット違反に対するマクラーレンの訴えは、スチュワードに棄却された。

 

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