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KONDO RACING 4号車の課題は中高速コーナーと笹原右京。近藤真彦監督は「もう少しエンジニアとコミュニケーションを取らせる」

REALIZE KONDO RACINGの近藤真彦監督は、開幕から苦しい戦いが続く笹原右京について、担当エンジニアのコシモ・プルシアーノと「もう少しコミュニケーションを取らせる」とコメントした。

Ukyo Sasahara, REALIZE KONDO RACING

写真:: Masahide Kamio

 今季はREALIZE KONDO RACINGからスーパーフォーミュラに参戦している笹原右京。チームとジャック・ドゥーハンとの交渉がまとまらなかったことを受けて、急遽4号車のドライバーに起用されることになった笹原だが、開幕から下位に沈むセッションが続き、苦しい状況となっている。

 笹原本人としても、4号車のパッケージに課題があることを開幕前から認識しており、事前テストでタイムが伸びてこない状況を受けて「そういうところもある程度覚悟して来ているつもり」と話していた。

 オートポリスで行なわれた第3戦の予選で笹原は、Q2進出ラインから0.144秒差とまずまずのパフォーマンスを見せたが、僅差のQ1セッションでA組10番手に終わり、予選20番手に終わった。この予選を終えて笹原は、4号車が抱える課題は中高速コーナーだと明かした。

「鈴鹿(開幕前テスト)の時からそうですが、簡単に言うと4号車は車速の高いコーナーを苦手としています。特にエアロ(ダウンフォース)のピークを使うところにおいて、挙動含めてトータルパッケージとして明らかに不足しているかなと思います」

「特にコンディションが良くなればなるほど、中高速コーナーのパフォーマンスが不足していると感じます。今日のQ1は朝のフリー走行からタイムが落ちていたり、あまりコンディションが良いとは思えない状況だったことも(まずまずのタイムだった一因に)あると思います」

Ukyo Sasahara, REALIZE KONDO RACING

Ukyo Sasahara, REALIZE KONDO RACING

写真: Masahide Kamio

 笹原はTEAM MUGENでシーズン2勝を記録したこともあれば、TOM'Sでノーポイントを経験したこともあり、スーパーフォーミュラで酸いも甘いも味わっている。「僕は良い時と悪い時を両方経験しているので、『良い時はこういう感覚だよね』というものがあります。今はそこからは離れたところにいると思いますが、何が問題かを炙り出すのが色々大変です。そこがこのカテゴリーの難しさですね」と笹原は言う。

 スーパーフォーミュラは、ドライバーとエンジニア、メカニックのパフォーマンスが三位一体になってこそパフォーマンスを発揮できると言われる。仮に三者それぞれが優秀であっても、少しのボタンのかけ違いでトータルパッケージとして噛み合わないこともあるという。ドライバーのドライビングスタイル、エンジニアのセットアップの方向性、メカニックの車両の組み方……そのどれを変えるのが正解なのか導き出すことは容易ではないのだ。

 KONDO RACINGを率いる近藤真彦監督は会見の中で笹原の不振について見解を問われると、次のように語った。

「エンジニアのコシモ(プルシアーノ)を笹原に対して良かれと思って引っ張ってきた部分があるので、もう少しコミュニケーションを取らせようと思っています」

「ドライバーの意見が色々あって、ああしたいこうしたいという話を全て聞いていたらキリがないので、そこは少し様子見なところがあります。もう少し早くふたりがバチっとハマるんじゃないかと思ったのですが、開幕戦2レースをやってちょっと引っかかるところがあったので、そこに人を入れるとような形で回していこうと思っています」

 このように、笹原とプルシアーノのコミュニケーション面を改善の鍵のひとつに挙げた近藤監督。実は予選後のインタビューで笹原も、「もてぎは色々あり過ぎて、僕としては記憶から消したいくらいで……(笑)」と口にして、それ以上のことを話すのは避けた。このことからも、本人としてもレース展開以外にも何かしらフラストレーションを溜める出来事があったと思われる。

 前述のような“三位一体”を目指すには、ドライバー・エンジニアの相性も大切になってくると言える。特に車両パッケージに課題を抱えているチームなら尚更だ。笹原は4年前のMUGENでの活躍を再現すべく、突破口を見出すことはできるだろうか。

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