スーパーフォーミュラ
もしもスーパーフォーミュラで市街地レースが実現したら? フォーミュラE東京ePrix開催決定に際しドライバーに聞いてみた「危ないから3速まで」
先日、2024年に東京でフォーミュラEが開催されることが発表された。このことをスーパーフォーミュラを戦うドライバーたちはどう受け止めているのか?
戎井健一郎
編集: 2023/06/24 11:54
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

6月21日、電気自動車による世界選手権であるフォーミュラEが2024年3月に日本の東京で開催されることが発表された。2020年にレンタルカートによる公道レースが開催された実績はあるが、本格的な自動車レースの市街地での開催という点では国内初となる。
この前例ができることで、今後フォーミュラE以外のカテゴリーでも、日本の市街地を使用したレースが開催される可能性が広がるかもしれない。今回はスーパーフォーミュラの公式テストが開催される富士スピードウェイで、ドライバーたちにフォーミュラE東京ePrixの開催に際しての率直な感想に加え、「もしスーパーフォーミュラで市街地レースが開催されたら?」といういささかファンタジーな質問もぶつけてみた。
富士テスト2日目の6月24日には、セッション終了後に牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、野尻智紀(TEAM MUGEN)、宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)、笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S)の4名が登場するトークセッションが行なわれた。これはメディアを迎えての“会見”という体裁をとりながらも、来場したファンも会見場に詰めかけ、ドライバーに直接質問するなど、トークショーのような和やかな雰囲気で進行した。
その中で上記の質問を4名にぶつけると、それぞれ個性的な回答が返ってきた。
まず最初にマイクを握った牧野は開口一番「(東京ePrixは)渋滞が心配ですね」とつぶやき、会場を笑わせた。そしてその後「でもどういうレースになるのかは楽しみ」と続けた。また、「家の近くでやって欲しい」と語る野尻に対して宮田は、「サッシャ(フェネストラズ)からは、クルーザーの上で見られるようなサーキットになると聞いています。僕はそっちで見たいですね」と笑顔を見せた。
またスーパーフォーミュラでの市街地レース開催に関する質問に関しては、牧野も「どうなんですかね……」と困り顔で辺りを見回す。すると隣の野尻が「危ねえよ」と一言。牧野もそれに同調し「あそこまで大きいクルマだと大変ですし、現実的には厳しいんじゃないかと思いますが、イベントとして開催するのは楽しいと思います」と述べた。
Photo by: Motorsport.com / Japan
「危ねえ」とツッコミを入れた野尻はさらに、「SFを(市街地で)やるのは大変だと思うので、(使えるのは)3速までということで……(笑)」とまさかの注文。これに対して「僕は1速限定で(笑)」と返したのが宮田だが、彼は市街地レースであるマカオGPでの経験を基にこう語った。
「マカオはレースができるように公道も作られていますが、日本の公道は路面がかまぼこ状になっていたり、レースができるような状態にはなっていないんじゃないかと思います。マカオもそういう箇所が若干ありましたが、F3やGT3で全開で走れました」
「そういう環境が日本にはないので、そこからですかね。それができてから、まずF3あたりで走ってもらって、行けるとなれば……ですかね。公道はクラッシュも多いと思うので、僕は1速限定でお願いします(笑)」
そして最後に笹原は、自身が2021年秋の『Red Bull Race Day』において、明治神宮外苑をレーシングカーでデモランしたことを引き合いに出し、モータースポーツを盛り上げるためにも公道でのイベントは重要だと語った。
Photo by: Motorsport.com / Japan
「Red Bull Race Dayのように、皆さんが来やすいイベントが開催されることはポジティブですね」
「確かにスーパーフォーミュラが走ることはかなりリスキーで危ないと思いますが、日本のモータースポーツは多くの人に知ってもらう必要があると思っているので、ゆくゆくはそういう部分も乗り越えないといけないと思います。安全対策をちゃんとした上で、ぜひスーパーフォーミュラもやって欲しいなと個人的には思っています」
関連ニュース:
- フォーミュラEの東京大会、開催日程が正式決定……日本での開催はフォーミュラEとしても悲願だった
- 2024年F1日本GPでスーパーフォーミュラ車両の走行が実現へ? 日本が誇る“最速マシン”が世界を驚かせるか
- 目指すはトムス1-2! 第6戦富士からスーパーフォーミュラ“復帰”の笹原右京が意気込みを語る。テストも初日から好タイム「非常に良かった」
- 異例のシーズン中テストでチームはどんな“大胆トライ”をしていた? 選手権首位のTEAM MUGEN&最下位のB-Maxの場合
- フォーミュラE東京開催は間違いなく成功する! 日本にゆかりの深い”FEドライバー”4人がコメント。ロッテラー「日本のファンはこの日を待っていた」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 異例のシーズン中テストでチームはどんな“大胆トライ”をしていた? 選手権首位のTEAM MUGEN&最下位のB-Maxの場合
次の記事 山本尚貴が富士テスト2日連続トップタイムのNAKAJIMA RACING。後半戦に向けては期待半分、不安半分?
More from
戎井健一郎

SF優勝&F1テストで再び脚光……福住仁嶺はなぜ“天才”と呼ばれるのか。中堅チームを上位に押し上げるスムーズで引き出しの多いドライビング
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ
1 日前
SF優勝&F1テストで再び脚光……福住仁嶺はなぜ“天才”と呼ばれるのか。中堅チームを上位に押し上げるスムーズで引き出しの多いドライビング

seven x seven、スーパーGT今季残りレースで藤波清斗に代わり渡会太一を起用へ。「来季以降を見据えた決断」とハーヴィー監督
スーパーGT
スーパーGT
1 日前
seven x seven、スーパーGT今季残りレースで藤波清斗に代わり渡会太一を起用へ。「来季以降を見据えた決断」とハーヴィー監督

スーパーフォーミュラ初王座にまっしぐらの太田格之進。圧倒的強さの秘訣はLMDhでの経験?「“動くクルマ”を動かさずに速く乗れている」
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ
第8戦:SUGO
9 日前
スーパーフォーミュラ初王座にまっしぐらの太田格之進。圧倒的強さの秘訣はLMDhでの経験?「“動くクルマ”を動かさずに速く乗れている」
最新ニュース

角田裕毅、F1復帰の知らせは火曜日ギリシャで……「予想外でした。でも、ずっとこのF1マシンを走らせたいと思っていました」
F1
F1 F1
オランダGP
5 時間前
角田裕毅、F1復帰の知らせは火曜日ギリシャで……「予想外でした。でも、ずっとこのF1マシンを走らせたいと思っていました」

レッドブル代表、フェルスタッペンとの契約延長を喜ぶ「共に刻むべき歴史はまだたくさんあるんだ」
F1
F1 F1
オランダGP
7 時間前
レッドブル代表、フェルスタッペンとの契約延長を喜ぶ「共に刻むべき歴史はまだたくさんあるんだ」

コラピント、ネット上の誹謗中傷について語る「みんな、自分の言葉が周囲に与える影響をもっと意識する必要がある」
F1
F1 F1
オランダGP
7 時間前
コラピント、ネット上の誹謗中傷について語る「みんな、自分の言葉が周囲に与える影響をもっと意識する必要がある」

アウディ、2年目ボルトレトを高評価。速さだけではない人間性の魅力をマクニッシュがベタ褒め「今の我々にとっても必要なドライバー」
F1
F1 F1
オランダGP
8 時間前
アウディ、2年目ボルトレトを高評価。速さだけではない人間性の魅力をマクニッシュがベタ褒め「今の我々にとっても必要なドライバー」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録