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もしもスーパーフォーミュラで市街地レースが実現したら? フォーミュラE東京ePrix開催決定に際しドライバーに聞いてみた「危ないから3速まで」

先日、2024年に東京でフォーミュラEが開催されることが発表された。このことをスーパーフォーミュラを戦うドライバーたちはどう受け止めているのか?

テスト後のトークセッション

 6月21日、電気自動車による世界選手権であるフォーミュラEが2024年3月に日本の東京で開催されることが発表された。2020年にレンタルカートによる公道レースが開催された実績はあるが、本格的な自動車レースの市街地での開催という点では国内初となる。

 この前例ができることで、今後フォーミュラE以外のカテゴリーでも、日本の市街地を使用したレースが開催される可能性が広がるかもしれない。今回はスーパーフォーミュラの公式テストが開催される富士スピードウェイで、ドライバーたちにフォーミュラE東京ePrixの開催に際しての率直な感想に加え、「もしスーパーフォーミュラで市街地レースが開催されたら?」といういささかファンタジーな質問もぶつけてみた。

 富士テスト2日目の6月24日には、セッション終了後に牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、野尻智紀(TEAM MUGEN)、宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)、笹原右京(VANTELIN TEAM TOM’S)の4名が登場するトークセッションが行なわれた。これはメディアを迎えての“会見”という体裁をとりながらも、来場したファンも会見場に詰めかけ、ドライバーに直接質問するなど、トークショーのような和やかな雰囲気で進行した。

 その中で上記の質問を4名にぶつけると、それぞれ個性的な回答が返ってきた。

 まず最初にマイクを握った牧野は開口一番「(東京ePrixは)渋滞が心配ですね」とつぶやき、会場を笑わせた。そしてその後「でもどういうレースになるのかは楽しみ」と続けた。また、「家の近くでやって欲しい」と語る野尻に対して宮田は、「サッシャ(フェネストラズ)からは、クルーザーの上で見られるようなサーキットになると聞いています。僕はそっちで見たいですね」と笑顔を見せた。

 またスーパーフォーミュラでの市街地レース開催に関する質問に関しては、牧野も「どうなんですかね……」と困り顔で辺りを見回す。すると隣の野尻が「危ねえよ」と一言。牧野もそれに同調し「あそこまで大きいクルマだと大変ですし、現実的には厳しいんじゃないかと思いますが、イベントとして開催するのは楽しいと思います」と述べた。

 

Photo by: Motorsport.com / Japan

「危ねえ」とツッコミを入れた野尻はさらに、「SFを(市街地で)やるのは大変だと思うので、(使えるのは)3速までということで……(笑)」とまさかの注文。これに対して「僕は1速限定で(笑)」と返したのが宮田だが、彼は市街地レースであるマカオGPでの経験を基にこう語った。

「マカオはレースができるように公道も作られていますが、日本の公道は路面がかまぼこ状になっていたり、レースができるような状態にはなっていないんじゃないかと思います。マカオもそういう箇所が若干ありましたが、F3やGT3で全開で走れました」

「そういう環境が日本にはないので、そこからですかね。それができてから、まずF3あたりで走ってもらって、行けるとなれば……ですかね。公道はクラッシュも多いと思うので、僕は1速限定でお願いします(笑)」

 そして最後に笹原は、自身が2021年秋の『Red Bull Race Day』において、明治神宮外苑をレーシングカーでデモランしたことを引き合いに出し、モータースポーツを盛り上げるためにも公道でのイベントは重要だと語った。

 

Photo by: Motorsport.com / Japan

「Red Bull Race Dayのように、皆さんが来やすいイベントが開催されることはポジティブですね」

「確かにスーパーフォーミュラが走ることはかなりリスキーで危ないと思いますが、日本のモータースポーツは多くの人に知ってもらう必要があると思っているので、ゆくゆくはそういう部分も乗り越えないといけないと思います。安全対策をちゃんとした上で、ぜひスーパーフォーミュラもやって欲しいなと個人的には思っています」

 
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