岩佐歩夢、圧倒的速さでSUGOポールポジション。悲願のスーパーフォーミュラ初優勝へ「天候がどうなっても……タイトルのためにも勝つしかない」
TEAM MUGENの岩佐歩夢は、スーパーフォーミュラ第8戦SUGOの予選でポールポジションを獲得。タイトルを目指すためにも、決勝がどんなコンディションになっても優勝しなければいけないと宣言した。
Ayumu Iwasa, TEAM MUGEN
写真:: Masahide Kamio
スポーツランドSUGOを舞台に行なわれているスーパーフォーミュラ第8戦東北大会の予選でポールポジションを獲得したのは、TEAM MUGENの岩佐歩夢だった。決勝レースは雨になるという予報もあるが、岩佐はどんなコンディションになっても、しっかり優勝を掴みたいと語った。
まさに頭ひとつ抜けた速さだった。岩佐はスーパーフォーミュラSUGO戦の予選Q2で、1分5秒517を記録。2番手につけたサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)に約0.25秒という大差をつけての一番時計となった。岩佐にとっては、昨年のオートポリス以来、同シリーズ2度目のポールポジションである。
「今日は午前中(フリー走行1回目)での走り始めからずっと、上の方のポジションにいましたし、かなり良いパフォーマンスがあったと思います。ただ、コンディションが変わっていって、色々とテストしていく中で、実はあまり良い方向にはいけなかったんです。最終的な順位も6番手でしたし」
岩佐はそう振り返ったが、ベースはそのままに、予選で合わせ込んでいったことが好結果に繋がったようだ。
「でも最初のフィーリングは良かったので、それをベースにして予選に向けて組み立てていき、Q1からQ2にかけてもファインチューニングして最後の詰めをした結果、こういう結果になりました」
「SUGOに来る前から準備してきたモノがすごく良かったんだと思います。そこは、本当に高いマシンパフォーマンスを作ってくれたエンジニアたちに感謝したいです」
岩佐曰く、前戦富士戦の前のテストから、ある問題を抱えていたという。それを今週末までに解決できたようだ。
「富士テストからレースまで、実は問題を抱えたまま走っていました。でも富士のレース後にその問題を見つけて、それを改善して今回のマシンを持ってくることができました。パフォーマンスが良くなったというか、去年に戻ったような感じですね。それと共に細かい詰めを行なってきました」
昨年も岩佐はここSUGOで、チームメイトの野尻智紀には敗れたものの、予選決勝ともに2位と好結果を残した。しかし岩佐は、マシンの仕上がりが良かった一方で、ドライバーとしては100%のパフォーマンスを出し切れていなかったと振り返る。
「昨年のSUGOでは、マシンは良かったと思います。でも僕がドライバーとして100%を出し切れたかというと、恥ずかしい話ですが、そうじゃなかったと自分では分析しています。今年はしっかりと修正して、自分自身も成長して、こういう結果で自分の力を示せたのは、すごくポジティブだと思います」
岩佐は今季ここまでの7戦で、完走した5戦全てで表彰台を獲得しているが、優勝にはまだ手が届いていない。しかもリタイアした第3戦もてぎは、表彰台までと一歩というところにまで迫っていたものの、ギヤシフトのトラブルに見舞われた。第5戦オートポリスでは首位走行中にタイヤのナットが外れ、失意の中レースを終えた。
届きそうで届かないSF初優勝。今季のタイトル獲得を目指すためにも、たとえどんなコンディションになっても、今回は確実に勝利を狙うと、岩佐は宣言した。
「天候もまだ分からない状況ですが、自分としては勝つしかない状況です。チャンピオンシップを考えても、しっかりと優勝してポイントを獲っていかなければいけません。天候はどうあれ、ちゃんとフルレースして、しっかりと優勝してポイントを持ち帰りたいです」
「自分はまだスーパーフォーミュラで勝てていないですし、そのプレッシャーがあるわけじゃないですが、そのままゴールすれば優勝というレースはあったので……優勝できるポテンシャルがあるのは示すことができていますが、しっかりとそれを形として見せることができる、そんな1日にしたいなと思います」
なおSUGOはコースが改修されたり、開催時期が変わったりしている。岩佐はこれについては困るようなことはなかったと語る。
「極端に考え方を変えたり、アプローチを変えるというよりも、その状況に対してすぐにアジャストする、リアクションするというところが重要です。そういうことに関しては、今までのキャリアの中でたくさん経験があります。ですから、困った状況になったということはなかったと思います」
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