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まさかのパンクで”勝負権”を失ったボッタス。SC出動が早すぎた?

F1イギリスGP決勝レースで、終盤まで2番手を走っていたメルセデスのバルテリ・ボッタスは、突如パンクに見舞われ、入賞すら失うことになった。これについて本人は、セーフティカーのタイミングが早すぎた可能性があると語った。

Valtteri Bottas, Mercedes F1 W11 pitstop with a puncture

 2020年のF1第4戦イギリスGPは、まさに衝撃的な幕切れとなった。特にメルセデスにとっては、試練の最終盤戦だったと言うことができるだろう。

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 52周レースの50周目、ボッタスの左フロントタイヤが、メインストレートでパンク。その状態ほぼ丸々1周を走らねばならなかったボッタスは大きく順位を落とし、最終的には入賞すら逃した。チームメイトで首位を走っていたルイス・ハミルトンは、チェッカーまであと半周というところでパンク。その状態でレースを走り切り、満身創痍の状態でチェッカーフラッグを受けた。

「もちろん、こういうことが起きる時には、多くの要因がある。おそらくタイヤが限界に達した時、小さなことが最後の引き金となるはずだ」

 ボッタスはレース後にそう語った。

「ルイスとは、あまりペースは変わらなかった。でももちろん、後ろを走っていた僕は、コーナーでダウンフォースを少し失うということを意味する。スライド量が増えると、タイヤの寿命に大きな影響を与える可能性があった」

 とはいえボッタスは、しっかりとタイヤマネジメントをしていたと主張する。

「僕はタイヤを労わろうとしていた。それはもちろん、ルイスもそうだ。そうしなければ、勝つチャンスを手にすることはできなかったからね。正しいタイミングでプッシュしようとしていた。でも、それは起きてしまったんだ」

「スティントの終盤に向かってかなり振動が発生し、悪化していった。大きく悪化していったわけではなかったんだけど、その後突然パンクが発生した。予測はできなかったよ」

 実際、ボッタスのラップタイム推移を見てみると、45周目までは1分29秒7のペースを刻んでいるものの、46周目には1分30秒164にダウン……その後48周目には1分31秒台まで下落し、50周目のパンクを迎えた。ここから推測するに、ボッタスは46周目頃から、何らかの違和感を感じていたのではないかと考えることができる。

 一方のハミルトンも、ボッタスがパンクする1周前の49周目から1分30秒台にペースを落とし、フィニッシュに向け1周1秒ずつペースを落としている。

 今回のレースで各車は、13周目にアルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトがクラッシュしたことでセーフティカーが出動した際に、ハードタイヤに履き替えなければならなかった。そしてこのタイヤでフィニッシュを目指したのだ。これが、パンクの遠因になった可能性もある。

「理想的なピットストップのタイミングは、もっと後だっただろう」

 そうボッタスは語った。

「正確な周回数を言うことはできない。でも、普通のケースだったら、スティントはもっと長くなるはずだ」

「今回のようなことが起きるのを防ごうとしていた。でも、その時点でセーフティカーが出たことで、選択肢はあまり残っていなかった。理論的には、タイヤを変えるのが最善の方法であり、最終的にはそれが厳しかった」

「セーフティカーが出ていなかったら、最初のスティントはもっと長くなっていただろうし、僕にとっては、ルイスを倒すために何か違うことをするチャンスがあったかもしれない。彼が早めにピットストップすればもっと長く走ろうとしただろう。ペースはかなり似たようなモノだったし、僕にとってはそれが最高のチャンスだったはずだ」

「チャンスをモノにするには、何らかの違いが必要だったんだ」

Additional report by Alex Kalinauckas

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