アロンソの移籍は判断ミス? アルピーヌ代表「彼がいる間に、アストンマーチンに負けることはない」
アルピーヌF1のチーム代表であるオットマー・サフナウアーは、フェルナンド・アロンソが加入するアストンマーチンを、今後も凌駕し続けることができると信じているようだ。
フェルナンド・アロンソが今シーズン限りでアルピーヌを離れ、来季からアストンマーチンに加入することになった。ただアロンソを失うことになったアルピーヌは、今後もアストンマーチンに負けるつもりはないと意気込む。
アロンソはアルピーヌ契約延長のオファーを断る形で、来季からアストンマーチンに加入ことを選択した。その契約年数は複数年と伝えられていて、少なくとも2024年までは同チームで現役を続けることになるはずだ。
ただ2022年のハンガリーGPを終えた段階では、アルピーヌが99ポイントを獲得してランキング4番手につけているのに対し、アストンマーチンは20ポイント獲得に留まり、ランキングでも9番手に甘んじている。
なお現在アルピーヌのチーム代表を務めているサフナウアーは、昨シーズンまでアストンマーチンのチーム代表だった。そのサフナウアー曰く、今後もアルピーヌは、アストンマーチンの前に留まり続けると確信していると語る。
「私は両方のチームをよく知っている」
サフナウアー代表はそう語った。
「私はあのチーム(アストンマーチン。前身のレーシングポイントやフォースインディア時代含む)で12年間過ごした。だからここ(アルピーヌ)にいる人たちよりも、彼らの方がよく知っているかもしれない」
「12月に私が去ってから、彼らは何人かの人物を雇ったことは知っている。そのうちの一部は、私が採用を担当した。ダン・ファロウズやエリック・ブランディンなどね。だから、彼らが何をしようとしているのか、私は知っているんだ」
「私はアストンマーチンにいる人たちも、アルピーヌのことも知っている。両方のチームが、大きな可能性を秘めていると思う」
「でも今ここにいると、このチームははるかに高いレベルのパフォーマンスを発揮している。未来を予測するのは難しいが、近い将来には、これ以上かどうかは分からないまでも、最低でも今のレベルのパフォーマンスを続けていくことは間違いない」
サフナウアー代表曰く、アルピーヌも人材を増やそうとしているという。
「我々には”登山者(Mountain Climber)”と呼ばれる社内プログラムがある。これは、このチームの能力を向上させるのに役立つ戦略的な分野で、さらに75人を雇用するというモノだ」
「この75人を雇用することと共に、現在改善中のツール、シミュレーションツールや新しいシミュレータ、製造能力の拡大、そして風洞のアップグレートなどを行ない、100レースのうちに勝つことを目指している」
「これらのことは、まだ進行中だ。そして急速に進んでいる。すでに850人の規模になっているんだ」
「だから私は、フェルナンドがアストンマーチンにいる間は、彼らの前を走ることができると確信している」
Be part of Motorsport community
Join the conversation記事をシェアもしくは保存
Top Comments
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。