F1メカ解説|F1オーストリアGPに持ち込まれた各チームのマシンのディテール:ピットレーン直送便
レッドブルリンクでスタートした、F1オーストリアGP。そのピットレーンで見られた各マシンのディテール写真を一挙紹介。
Aston Martin AMR22 brake drum detail
Uncredited
ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】
Analysis provided by Giorgio Piola
Mercedes W13 nose and front wing detail
Photo by: Uncredited
メルセデスがレッドブルリンクに持ち込んだフロントウイングの一群。最も後方下段に置かれているノーズには、まだフラップが搭載されていない。
Mercedes W13 front wing detail
Photo by: Uncredited
メルセデスのフロントウイング翼端板外側のストレーキは、イギリスGPで投入された低い位置のモノを今回も採用。また、フラップ角度を調整するためのアジャスターも確認することができる。
Mercedes W13 detail
Photo by: Uncredited
リヤビューミラーが搭載される、メルセデスの側面衝撃吸収構造のフェアリング。様々な形で気流を調整できるよう、小型のフィンが所狭しと並べられている。
Mercedes W13 detail
Photo by: Uncredited
ボディワークが取り外されたメルセデスW13。ラジエターと、その下の隙間に詰め込まれた様々な機器を確認することができる。その機器の間から覗く円柱形のモノは、側面衝撃構造のひとつ。側面衝撃吸収構造は、上下ひとつずつ取り付ける必要がある。
Mercedes W13 brake drum detail
Photo by: Uncredited
イギリスGPで投入された、メルセデスW13のフロントブレーキドラム。これにより、ドラムとホイールの間の隙間を、気流が動き回ることができるようなデザインに切り替えたようだ。これにより、以前タイヤマネジメントの面で活用されていたのと同じように、ブレーキとホイールの間で熱をやり取りすることができるようになった。
Mercedes W13 brake drum detail
Photo by: Uncredited
ブレーキドラムを別の角度から見ると、その外周部分の複雑さをより認識することができる。また、ドラムの外壁が地面と垂直ではないことも分かる。
Red Bull Racing RB18 detail
Photo by: Uncredited
レッドブルRB18のサドルクーラー。このクーラーはパワーユニットの上にまたがるように取り付けられており、さらに周りにはダクトが取り付けられ、周囲を通過する気流をコントロールしている。
Red Bull Racing RB18 rear detail
Photo by: Uncredited
リヤウイングのステーは、1本で構成されている。しかし下部は二股になり、その間をエキゾーストパイプが通っている。またリヤウイング翼端板を見ると、ウイングが存在する部分は前後長が長く、その下方ではフロアに向けて細くなっている。
Red Bull Racing RB18 brake drum detail
Photo by: Uncredited
レッドブルRB18の前後のブレーキドラム。先に紹介したメルセデスのそれと比べると、実にシンプルな形状になっている。
Mercedes W13 detail
Photo by: Uncredited
メカニックによって運ばれる、メルセデスW13のフロア。写真に写っているのは上面である。
Mercedes W13 floor detail
Photo by: Giorgio Piola
メルセデスW13のフロアをさらに詳細に確認していくと、ステーを取り付けるための機構がいくつか用意されているのがわかる。丸で囲まれているのは、フロアの中央付近のステー取り付け機構であり、現在は使われていない。位置からすると、カナダGPで2本目のステーを取り付けた箇所であろう。
McLaren MCL36 detail
Photo by: Uncredited
マクラーレンMCL36のフロントバルクヘッド。ブレーキのリザーバータンク、ステアリングアッセンブリー、サスペンション機構の一部が確認できる。
McLaren MCL36 rear detail
Photo by: Uncredited
マクラーレンMCL36の中央の後部排熱口は、開幕直後から上下に高い仕様となっている。これは、最近レッドブルが取り入れたデザインによく似ている。またスプーン形状のリヤウイング、ドラムカバーが外されたリヤブレーキなども確認できる。
Alpine A522 nose detail
Photo by: Uncredited
アルピーヌA522のノーズ先端。バニティパネルを外すと、衝撃吸収構造や、ドライバーに冷却用の空気を送るダクトなどを確認することができる。
Alpine A522 detail
Photo by: Uncredited
アルピーヌA522のベンチュリトンネルの入り口。トンネル内を通過する気流をコントロールするためのストレーキの形状を、しっかりと観察することができる。
Alfa Romeo Racing C42 rear detail
Photo by: Uncredited
アルファロメオC42は、スプーン形状のリヤウイングを採用。ステーはスワンネックスタイルで、左右1本ずつの合計2本が配置された。
Alfa Romeo Racing C42 front wing detail
Photo by: Uncredited
アルファロメオC42のフロントウイングを上方から。各フラップを複数箇所で繋ぐ金属製のスロット・ギャップ・セパレータの角度を見ると、これ自体が気流をコントロールする空力パーツになっているだろうことが想像できる。
Williams FW44 rear detail
Photo by: Uncredited
ウイリアムズのリヤウイング。メインプレーンは非常に緩やかだが、スプーン形状になっている。低ダウンフォース仕様のウイングと言えそうだ。ステーは中央1本のみである。
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