フェルスタッペン、会心のアタックでフロントロウ確保!「今までの予選の中でベスト」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはF1ロシアGPの予選を振り返り、「今までの予選の中でもベストのひとつだった」と語った。

F1第10戦ロシアGPの予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2番手を記録した。メルセデス2台の間に割って入るというパフォーマンスに、本人も満足しているようだ。
ソチ・オートドロームで行なわれるロシアGPに向けてフェルスタッペンは、「僕たちにとって簡単ではないコースだ」と事前に語っていた。実際、予選前のフリー走行ではマクラーレン、ルノー、レーシングポイントらとタイムが接近しており、メルセデスの2台に続く3番手争いは白熱するとみられていた。
そんな中フェルスタッペンは予選Q1を通過すると、Q2ではミディアムタイヤを選択し、1分33秒157をマーク。9番手でQ3に駒を進め、バルテリ・ボッタス(メルセデス)と共に決勝レースをミディアムタイヤでスタートする権利を確定させた。
そして迎えたQ3。フェルスタッペンは1回目のアタックで1分32秒360を記録し、ダニエル・リカルド(ルノー)をわずかに上回って3番手につけた。しかしメルセデスの2台とは差があり、リカルドとの3番手争いになるか……と思われていたが、最後のアタックでフェルスタッペンは1分31秒867までタイムを更新。驚速タイムでポールポジションを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデス)とはコンマ5秒の差がついたものの、ボッタスのタイムを上回り2番手を獲得した。
メルセデス勢以外でただひとり1分31秒台のタイムをマークする圧巻のパフォーマンスを見せたフェルスタッペン。彼自身もキャリアの中でトップレベルに満足できるセッションだったと語った。
「2番手に入れるとは予想していなかった。こういうことはあまり言わないけど、今日は今までの予選の中でもベストのひとつだったと思う」とフェルスタッペンは言う。
「Q1、Q2はマシンバランスに苦しんだけど、Q3に向けて安定するように改善したところ、特に2回目の走行でうまく機能した。もちろんポールポジション獲得や優勝に向けて戦えることが一番だけど、今シーズンは常にそれが狙えるとは思っていない。だから、メルセデスの2台に割って入りフロントロウを獲得できたのは、満足できる結果だと思っている」
「明日のレースは路面がきれいではない側のグリッドからスタートするので不利な面もあるけど、ミディアムタイヤでスタートするというアドバンテージもある。スムーズなスタートができれば、ここではその後のトウ(スリップストリーム)の影響が大きいので、ターン2に入るまでに、何かを起こせるかもしれない。メルセデスの2台はレース全般を通して良いペースで走ると思うので倒すのは簡単ではないけど、今日の結果には満足しているし、想像以上の結果を引き出せたと思っている」
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