アルピーヌ&オコン、“待ち望んだ”好パフォーマンス。復調のカギは「マシンへの理解度」
F1第4戦スペインGPの予選で、アルピーヌのエステバン・オコンは5番グリッドを獲得する活躍を見せた。彼はこの改善の影には、アップデートもさることながらマシンへの理解が進んだことが要因として大きいと考えている。

アルピーヌのエステバン・オコンは、カタルニア・サーキットで行わなれているF1スペインGP予選で5番グリッドを獲得。シーズン開幕2レースと比べると大きな躍進を見せたと言えるが、マシンへの理解を深めたことが要因だと彼は語っている。
アルピーヌF1は前戦ポルトガルGPから戦闘力を高めており、オコンは予選6番手から7位入賞を記録。場所をアルガルヴェからカタルニアへ移しても、それは変わらなかった。
アルピーヌは開幕2戦は低迷、中団チームの争いの中でも出遅れていただけに、改善具合には励まされているのだろうか? オコンにそう尋ねると、彼はそれを肯定した。
「ああ、凄く心強いよ。僕らの望んでいた結果を得ることができた」と、オコン。
「昨年からこれまでは厳しい週末を過ごしていたけど、ポルティマオと同じようにマシンが上手く機能してくれている」
「ポルティマオは特殊なコースでグリップが低く、タイヤの状態も他とは違っていた。でもバルセロナはみんながコースをよく知っていて速い。だから初日、2日目と細かな問題を探って来たんだ」
「そしてマシンが思ったとおりに機能してくれて満足しているし、トップ5に入る速さがあったことは嬉しいよ」
なおオコンはQ3の2度目のアタック終盤、マシンに多少問題があったことでタイムを改善できなかったと主張しており、グリッド2列目4番手に食い込むことも可能だったはずだと考えている。
そしてアルピーヌの劇的なパフォーマンス改善に関して、オコンはマシンのアップデートだけではなく、マシンを深く理解できるようになったことからもたらされたと説明した。
「アップデートとマシンへの理解度、その両方だ」
オコンは躍進の秘訣について聞かれると、そう答えた。
「僕らはイモラでいくつかのアップデートが入って、パフォーマンスの面で一歩前進した。でも知っての通りパッケージ全体を理解することを続けて、作業をしてきた」
「色んな所に細かく手を入れていて、それら全てがマシンのパフォーマンスに繋がっている。正直に言ってアップデートとマシンへの理解、(躍進には)2つの要素がある」
「ただ恐らくは持ち込んだアップデートよりも、(マシンに対する)深堀りとたくさん作業をしたことのほうが大きいかもしれない。それでアップデートをよく機能させて、一つにまとめ上げているんだ」
「ビッグマウスかもしれないけど、この位置で戦っていきたい。シーズン初めにはあまり良いパフォーマンスではなかったマシンが、大きく前進している」
「だからいい仕事ができれば、シーズンの残りもこの位置で戦うことは可能だと思っている。とてもタイトな目標かもしれないが僕らの目指すものなんだ」
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