F1プレシーズンテスト初日後半:アロンソが脅威の速さで首位肉薄の2番手! フェルスタッペンはロングランも超速で、初日から盤石
F1のプレシーズンテストがバーレーンで開幕。初日午後のセッションは、アタックラップ、ロングランともにレッドブルが速さを見せた。また、アストンマーチンのフェルナンド・アロンソが2番手タイムを計測し、そのポテンシャルの高さを垣間見せた。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
2023年シーズンのF1プレシーズンテストがバーレーン・インターナショナル・サーキットで開幕。その初日午後のセッションは、午前中に引き続きレッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップタイムを記録した。タイムは1分32秒837だった。
今年もレッドブルが速そうだ。フェルスタッペンは午前中に引き続き午後もドライブを担当。何度も1分33秒フラットを記録した後、1分32秒837までペースアップ。これが、この日を通じての最速タイムとなった。
しかもフェルスタッペンは、バーレーンGPではソフトタイヤに設定されるC3タイヤで、1分35秒台のロングランを実施。このペースは、昨年のバーレーンGPのトップチームがレース終盤に走ったのとほぼ同じパフォーマンスであり、かなりの戦闘力を感じさせる。今季もレッドブルが、少なくともトップチームの一角を占めているのは間違いなさそうだ。
アストンマーチンのフェルナンド・アロンソも驚きの速さを見せた。アロンソはセッション終盤、1分32秒866とフェルスタッペンに次ぐ2番手タイムを記録。残り時間30分を切った後にも再度アタックし、1分33秒056という好タイムを計測した。タイヤもフェルスタッペンと同じC3であり、アストンマーチンもかなりの戦闘力を誇っているように見える。
午後3番手だったのはフェラーリのシャルル・ルクレール。午前中走ったチームメイトのカルロス・サインツJr.には及ばなかったが、それでもこの位置につけた。ただ気になるのは、フェラーリはかなり激しいポーパシングに悩まされているように見えることだ。
マクラーレンのランド・ノリスは、セッション序盤はマシンの修復に時間がかかり、なかなか周回数を重ねられなかったが、コースに復帰すると順調にタイムを縮めていき、メルセデス勢を上回る午後4番手につけた。5番手にはそのメルセデスのルイス・ハミルトン。ただハミルトンのマシンは安定しているようにも見え、本来の能力を隠しているようにも見える。
ウイリアムズの新人ローガン・サージェントが午後6番手。午前中のアレクサンダー・アルボンも上位(総合7番手)につけていることを考えると、ウイリアムズは復活の兆しを見せていると言えそうだ。
その後方にはアルファロメオのバルテリ・ボッタスがつけ、その0.001秒後方にアルファタウリの新人ニック・デ・フリーズが続いた。
心配なのはアルピーヌである。アルピーヌは午前中にピエール・ガスリーが10台中9番手。午後を担当したエステバン・オコンも10台中9番手と、不安が残るテスト初日となった。
ハースのケビン・マグヌッセンが、午後のセッション最下位の10番手だった。
■2023年F1プレシーズンテスト初日午後結果
1. マックス・フェルスタッペン(レッドブル)1'32''837/86周
2. フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)1'32''866/60周
3. シャルル・ルクレール(フェラーリ)1'33''267/63周
4. ランド・ノリス(マクラーレン)1'33''462/40周
5. ルイス・ハミルトン(メルセデス)1'33''508/83周
6. ローガン・サージェント(ウイリアムズ)1'34''324/75周
7. バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)1'34''558/71周
8. ニック・デ・フリーズ(アルファタウリ)1'34''559/85周
9. エステバン・オコン(アルピーヌ)1'34''871/53周
10. ケビン・マグヌッセン(ハース)1'35''087/57周
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