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ハミルトン、運命のリスタートで痛恨のロックアップ……原因となったのは“魔法のボタン”?

ルイス・ハミルトンは、F1アゼルバイジャンGP終盤のリスタートでロックアップした原因が、ステアリングホイールにあるブレーキバランス調節用の“マジックボタン”を誤って押してしまったことにあると説明した。

Lewis Hamilton, Mercedes W12 at the restart

Lewis Hamilton, Mercedes W12 at the restart

Mark Sutton / Motorsport Images

 首位を走るマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のクラッシュにより赤旗中断となり、残り2周からスタンディングスタートで再開されることになったF1アゼルバイジャンGP決勝レース。フロントロウにはフェルスタッペンの僚友セルジオ・ペレスとルイス・ハミルトン(メルセデス)が並んだ。スタートの蹴り出しはハミルトンが良く、ペレスの前に立ってターン1を抜けるかに見えたが、まさかの展開が待ち受けていた。

 ブレーキングに入った瞬間、ハミルトンのフロントタイヤは激しくロックアップ。そのまま真っ直ぐターン1のエスケープゾーンへと吸い込まれてしまった。これでハミルトンは最後尾に落ちてしまい、ペレスに優勝を譲る形となった。

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 レース後、ハミルトンはチームラジオでエンジニアにこう語りかけていた。

「“マジック”をオンにしたままだったの? 間違いなくオフにしたはずなのに……」

 ハミルトンが言う“マジック”とは、ステアリングホイールに搭載された“マジックボタン”のこと。メルセデスはフォーメーションラップやセーフティカー後のリスタートの際、タイヤやブレーキを温めるためにボタン操作で諸々の調整を行なっている。このマジックボタンを押すとブレーキバランスがフロント寄りになるため、フロントブレーキディスクが強い熱を持ち、その熱がフロントタイヤに放射されるという仕組みだ。

 ただブレーキバランスがフロント寄りになれば、ロックアップのリスクは高まる。そのためマジックボタンはレーススタート時には解除されるのが基本だが、ハミルトンはグリッドについた際に何らかの形でこのボタンを押してしまったと考えている。

 リスタートで何が起きたのかについて説明を求められたハミルトンはこう答えた。

「完全には分からない。でも僕がスイッチに触れてしまった結果、フロントブレーキしか効かなくなっていた」

「フロントのブレーキ温度を上げるためのボタンというのがあって、ペレスに反応しようとした時にそれを作動させてしまったんだ。その結果ロックアップしてまっすぐ行ってしまった」

 また、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフはSky Sports F1のインタビューの中で、ハミルトンが何らかの理由でマジックボタンを作動させてしまっていて、ブレーキングまでそれに気付かなかったと語った。

「彼がボタンに触れた結果、ブレーキバランスが変わった」

「ブレーキバランスが一気に前寄りになったので、彼は止まることができなかった。指の問題だったんだ」

 

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