レッドブル、来季のラインアップは”クリスマス”までに決定「今回のアルボンは力強かった」
レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンの来季チームメイトの決定はクリスマスまでに行なわれるだろうと語った。


レッドブルは、アレクサンダー・アルボンを来季もマックス・フェルスタッペンのチームメイトに起用するかどうかを検討をしている。アルボンの対抗馬は、レーシングポイントから放出されることが決まっているセルジオ・ペレスだ。
レッドブルはシーズン終了後までドライバー決定を遅らせ、アルボンが自身の実力を示す猶予を与えた。そして最終戦のアブダビGPでは、5番グリッドからスタートしたアルボンは力強い走りを見せ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)に2秒差の4位でレースを終えた。
Read Also:
レッドブルのモータースポーツスポーツアドバイザーを務める重鎮であるヘルムート・マルコは、「彼にとってベストレースのひとつだった」とmotorsport.comに語った。
「我々はクリスマス前までによく考えて決断を下すだろう」
「すべてのデータを調べなければならない。検討すべきことがたくさんあるからね」
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーも、近日中に決定をすると認めた。
「我々はこれまで、シーズン終わりに決断を下すと言ってきた」
「今週末のアレックスはおそらく、最も力強いレースウィークエンドを過ごしたと思う。彼にとっては励みになっただろう。シーズンの全容が見えたので、我々は近日中に決断をすることになるだろう」
「もちろん、今は膨大なデータがある。様々なサーキットで得た知識をすべて持っているので、それをもとにして正しい結論を出すことになるだろう」
ホーナーは、アルボンがアブダビで求められた仕事をこなしたと評価した。それはレッドブルが2台揃って上位を走ることで、メルセデスのレースをより困難にするということだ。
「それは確かに我々が期待していたことだ。それがメルセデスにプレッシャーをかけることができる唯一の方法だからだ。例えば彼らが戦略を分けていたとしたら危なかっただろうし、レース終盤にアレックスが彼らに迫ることができた」
「最初のスティントでセーフティカーが出たことで戦略が同じになり、彼(ハミルトン)は後退していた。しかしアレックスは良いレースをしてくれたと思うし、堅実な週末を過ごしたよ」