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スリップストリーム争奪戦の弊害……F1側は“渋滞”に静観の構え

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スリップストリーム争奪戦の弊害……F1側は“渋滞”に静観の構え
執筆:
協力: Scott Mitchell

F1のレースディレクターを務めるマイケル・マシは、予選でスリップストリームを得ようと、ドライバーがポジション取りのためにスロー走行を行っている事について、規制は予定していないと語った。

 F1第13戦ベルギーGPの予選後、ルイス・ハミルトン(メルセデス)は各ドライバーがタイヤを温めたり、トウ(スリップストリームを利用して得られるアドバンテージ)を得ようとスロー走行で位置取りを行っている状況は“危険だ”と批判した。

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 こうした一連の問題に対し、フェラーリのセバスチャン・ベッテルもハミルトン同様に問題視しており、現在のタイヤの作動温度領域が非常に狭いことが問題の一因だと語った。

「明らかに、みんながトウを得ようと争っている。だけどそれだけじゃなくてタイヤ温度を適切な領域に入れようともしていた。(タイヤは)数年前はそれほど重要なことでは無かったけど、今は極めて重要なんだ」と、ベッテルは言う。

「トラック上で(トウを得るのに)最適な場所を手に入れようとして戦っている。そしてトウを巡る争いはモンツァでピークを迎えるだろう。トウの有無が違いを生むからだ。でもそれはモンツァやスパだけでなく、こういったタイプのトラックでは常にあるものだ」

「もっと良いタイヤがあったなら、恐らく僕らはよりスピードを上げられるだろう」

 F1のレースディレクターを務めるマイケル・マシは、こうした位置取りを巡る動きについてのチームとドライバーの懸念を認識しているようだが規制などの具体的な動きに移すつもりは無いという。

「それは確かに我々がスポーティングディレクターなどと話し合ってきたものだし、管理できる事だとは思う」とマシは言う。

「注視を超え、調査を行うことはあるかもしれない。ただ現時点では我々はシーズンを通じて観察を続けており、今後も観察を続けて行くつもりだ」

 メルセデスのトラックサイド・エンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、スパ・フランコルシャンではトウの有無をタイム換算すると0.2~0.4秒に値するため、トラック上での適切な位置取りが非常に重要だったと話した。

 ベルギーGP終了後のビデオデブリーフィングで、彼は次のように語った。

「誰も先頭に出たくはないんだ。誰もが超低速のアウトラップになっていて、我々は全員がつまづいていたようなものだった」

「トウを得ようとしても、タイヤが冷えてしまうという問題があるんだ」

「そして、そこが我々にとって問題だった。我々はターン1で少しタイムをロスしたんだが、それはタイヤを適切なウインドウに入れられていなかったことが原因なんだ」

「モンツァでも似たような事態が発生するはずだ。超高速なトラックで、ロングストレートがあることで、誰もがトウを得ようと試みるだろうね」

「そのため、恐らく予選では終盤まで各ドライバーがガレージに留まって残り時間を減らしていく姿が見られるだろう。誰も一番最初にトラックへ出たくはないからね。ただ最終的にはトラックへ出ていかなくてはならない。そしてアウトラップに出たなら、他のドライバーの動きに注目することになるはずだ」

「今はフェラーリがとても良い状態にある。彼らは直線で非常に速いからね。彼らが最初にトラックへ出た場合、我々はその後ろでトウの恩恵に預かることができるんだ」

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シリーズ F1
執筆者 Jonathan Noble