速報ニュース

F1

スリップストリーム争奪戦の弊害……F1側は“渋滞”に静観の構え

F1のレースディレクターを務めるマイケル・マシは、予選でスリップストリームを得ようと、ドライバーがポジション取りのためにスロー走行を行っている事について、規制は予定していないと語った。

Jonathan Noble Scott Mitchell

編集: 2019/09/05 9:24

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Max Verstappen, Red Bull Racing RB15 in the pitlane

 F1第13戦ベルギーGPの予選後、ルイス・ハミルトン(メルセデス)は各ドライバーがタイヤを温めたり、トウ(スリップストリームを利用して得られるアドバンテージ)を得ようとスロー走行で位置取りを行っている状況は“危険だ”と批判した。

Read Also:

 こうした一連の問題に対し、フェラーリのセバスチャン・ベッテルもハミルトン同様に問題視しており、現在のタイヤの作動温度領域が非常に狭いことが問題の一因だと語った。

「明らかに、みんながトウを得ようと争っている。だけどそれだけじゃなくてタイヤ温度を適切な領域に入れようともしていた。(タイヤは)数年前はそれほど重要なことでは無かったけど、今は極めて重要なんだ」と、ベッテルは言う。

「トラック上で(トウを得るのに)最適な場所を手に入れようとして戦っている。そしてトウを巡る争いはモンツァでピークを迎えるだろう。トウの有無が違いを生むからだ。でもそれはモンツァやスパだけでなく、こういったタイプのトラックでは常にあるものだ」

「もっと良いタイヤがあったなら、恐らく僕らはよりスピードを上げられるだろう」

 F1のレースディレクターを務めるマイケル・マシは、こうした位置取りを巡る動きについてのチームとドライバーの懸念を認識しているようだが規制などの具体的な動きに移すつもりは無いという。

「それは確かに我々がスポーティングディレクターなどと話し合ってきたものだし、管理できる事だとは思う」とマシは言う。

「注視を超え、調査を行うことはあるかもしれない。ただ現時点では我々はシーズンを通じて観察を続けており、今後も観察を続けて行くつもりだ」

 メルセデスのトラックサイド・エンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、スパ・フランコルシャンではトウの有無をタイム換算すると0.2~0.4秒に値するため、トラック上での適切な位置取りが非常に重要だったと話した。

 ベルギーGP終了後のビデオデブリーフィングで、彼は次のように語った。

「誰も先頭に出たくはないんだ。誰もが超低速のアウトラップになっていて、我々は全員がつまづいていたようなものだった」

「トウを得ようとしても、タイヤが冷えてしまうという問題があるんだ」

「そして、そこが我々にとって問題だった。我々はターン1で少しタイムをロスしたんだが、それはタイヤを適切なウインドウに入れられていなかったことが原因なんだ」

「モンツァでも似たような事態が発生するはずだ。超高速なトラックで、ロングストレートがあることで、誰もがトウを得ようと試みるだろうね」

「そのため、恐らく予選では終盤まで各ドライバーがガレージに留まって残り時間を減らしていく姿が見られるだろう。誰も一番最初にトラックへ出たくはないからね。ただ最終的にはトラックへ出ていかなくてはならない。そしてアウトラップに出たなら、他のドライバーの動きに注目することになるはずだ」

「今はフェラーリがとても良い状態にある。彼らは直線で非常に速いからね。彼らが最初にトラックへ出た場合、我々はその後ろでトウの恩恵に預かることができるんだ」

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 ”スペック4”のPUを活かせるか。クビアト「予選の改善がトロロッソの課題」

次の記事 スパ・フランコルシャン、ラディオンのランオフエリア改良を前倒しで実施へ

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Jonathan Noble



大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

F1

F1 2024/12/29

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす



ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

F1

F1 2024/12/27

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす



僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

F1

F1 2024/12/25

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

最新ニュース



フェラーリ、2回目のADUOでもメルセデスとの差は埋まらず「とにかくパワーが足りない……まぁ、2ヵ月で追いつけるとは思っていなかった」

F1

F1 F1

イタリアGP

5 時間前

フェラーリ、2回目のADUOでもメルセデスとの差は埋まらず「とにかくパワーが足りない……まぁ、2ヵ月で追いつけるとは思っていなかった」



激昂ノリス、激しいチームメイトバトルに声荒げる……しかしレースが終われば冷静に「後から考えれば、あれはフェアだった」

F1

F1 F1

イタリアGP

6 時間前

激昂ノリス、激しいチームメイトバトルに声荒げる……しかしレースが終われば冷静に「後から考えれば、あれはフェアだった」



初開催マドリンクは、アストンマーティン・ホンダのマシンに適している? ホンダ折原エンジニアが期待「できる限り良い位置を戦えるように取り組む」

F1

F1 F1

スペインGP

6 時間前

初開催マドリンクは、アストンマーティン・ホンダのマシンに適している? ホンダ折原エンジニアが期待「できる限り良い位置を戦えるように取り組む」



劇的すぎる成長曲線……アントネッリの2年目は、メルセデス代表の長いキャリアの中でも最大の驚き「全てに戸惑っていた昨年とは違う!」

F1

F1 F1

イタリアGP

7 時間前

劇的すぎる成長曲線……アントネッリの2年目は、メルセデス代表の長いキャリアの中でも最大の驚き「全てに戸惑っていた昨年とは違う!」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録