宮田莉朋、不運な“赤旗原因→全タイム抹消”に肩を落とす「不可抗力のトラブルなので納得いかない部分もある」
宮田莉朋は、自身がマシントラブルによってストップしたことで「赤旗原因」として全てのタイムを抹消されたことに納得がいかない様子だった。
雨の中、30分間の計時セッションとして行なわれたスーパーフォーミュラ第6戦富士の予選では、2度の赤旗中断があった。それぞれの赤旗の原因となった小林可夢偉(KCMG)と宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)は全タイムを抹消されてしまったが、宮田はそれに納得がいっていないようだった。
セッション最初の赤旗となったのは、開始6分ごろ。GR Supraコーナーでコントロールを乱した小林がバリアにクラッシュ。マシンはダメージを負って走行不能となり、そのままストップとなった。
そして2度目の赤旗はセッション終盤だった。宮田がスロー走行で13コーナーの脇にマシンを止めたのだ。宮田によると、彼のマシンにはトラブルが発生していたという。
「ダンロップコーナーの立ち上がりで加速する時、アクセルを踏んでも加速しなくなって、エンジンも止まったので、惰性でコース脇にマシンを止めました」と宮田は言う。
「原因については、正直まだ分かっていません。機械を使っている以上、しょうがないですね。再発しなければいいなと思います」
現在ランキング4番手につける宮田は、結果的に8番手タイムで予選を終えていた。しかし、宮田にはスーパーフォーミュラ統一規則の27条7に則って、全タイムが抹消されるとの裁定が下った。これにより宮田は、同じく全タイム抹消となった小林と共に予選不通過扱い。嘆願書提出で決勝には出走できるとしても、最後列でのスタートとなる。
ちなみに、統一規則の当該箇所にはこう書かれている。
「黄旗もしくは赤旗提示の原因と特定されたドライバーは、罰則の対象となる場合がある」
例えばF1に目を向けると、昨年のモナコGPではQ3のトップにつけていたシャルル・ルクレールがセッション終盤にクラッシュ。赤旗の原因となったもののそれに関する罰則の規定はないため、そのクラッシュが結果的に自身のポールポジションを決定付けた、というような出来事もあった。こういった事例からも、F1では黄旗や赤旗の原因となったドライバーにペナルティを科すべきだという風潮もある。
今回の宮田の一件はそれとは対照的と言える。スーパーフォーミュラでは黄旗や赤旗の原因となったドライバーは罰則の対象となるが、そうなると宮田のように自分ではコントロールできない事象で赤旗原因となったドライバーは不満に感じてしまうということだ。
宮田は次のように続けた。
「F1では、モナコを見るとクラッシュした(赤旗の原因を作った)ドライバーでさえもポールポジションを獲れたりしています。日本と海外でなぜルールが違うのかは、疑問に思っています」
Ritomo Miyata, Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
Photo by: Masahide Kamio
「少なくとも、僕もチームもトヨタのエンジニアさんも、トラブルを起こしたくてやっている訳ではありませんし、そういう不可抗力のトラブルでタイムを抹消されてしまうのは、納得がいかない部分もあります」
「僕として、やれることは最大限やりました。分かって欲しいのは、わざとやった訳ではないということ、トラブルだということです。そういった点も踏まえた上で結果を決めて欲しいなと思っています」
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